「コンフォートゾーンを広げる」というのは
どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。
こりゃまた事件が起きてしまいました。自分の気持ちの整理のために書いております。
どれぐらいの長さになるかな。全部書きます。
まず、10月というのはビビりにとっては大変生活のしにくい月です。なぜだと思いますか。
そうです。
ハロウィンです。
日本では若者が渋谷で騒いでいる程度だと思いますが、アメリカだとガチなんですよね。だいぶ前からコスチュームが売られていたり、ハロウィンモードになっています。
そして、何も濁さず白状しましょう。
私は本当に怖いものが苦手デス。ほんとうに。
「千と千尋の神隠し」で十分怖くて(特にカオナシが千尋を追いかける場面はいつも目をそらしながら見るのできちんと見たことはない)、端的に言えば、ディズニー映画より怖いものは見られません。あ、そういえば美女と野獣の実写版も途中怖くて映画館で目をつぶっていました。
だから「ほんとうにあった怖い話」(っていうドラマありますよね?)とか絶対無理だし、殴る蹴る系のゲーム、ホラームービーどころかアクションムービーも見られません。
そんな人間にとってハロウィンは本当に地獄なのです。
先週の金曜日、ハロウィンイベントの一環でゾンビが出てくるトウモロコシ畑の迷路に行きました。毎回ブログで触れている、国際交流をしたい学生と留学生の団体のイベントです。正直、行かないと一度は決心していたのですが、パーティー苦手+勉強したいときは人と話さない私はこういうイベントに行かないと新しい友人を作れないんですよね。「怖がっている場合ではない!新しい友人作りたい!」と思って勇気を出して当日、参加することを決めました。
参加することを決めた最大の理由はコースが選べることでした。
①迷路だけ、②迷路+もっと怖いお化け屋敷1つ、③迷路+精神が狂いそうになるお化け屋敷3つのコースでした。私は何が起ころうとも①か②のチケットを買おうと思って集合場所に向かったのです。
そして、車で迷路まで移動しました。運転してくれていた友人はそりゃもう「わくわく!!!」という感じで「Are you excited?!」って3回は私に聞いてきました。はっきり言おう。全くexcitedしていないわけです。隣に座っていた韓国からの留学生の腕にずっとしがみついていて、なんなら誰にもばれていませんでしたが、泣いていました。笑
そしたらなんとその彼がまぁちょっと強引な人でして、同じ車に乗っていた5人でグループを組んで、③の最も怖いチケットを買おうと言い出しました。私は多くの人は③を買うとは聞いていましたが、私は選べると聞いていたので!!
「え、全員それ買わなきゃいけないの?」って聞いたんですね。
彼の返事は「yes」でした。
まじかよ・・・・・・・・・と思って致し方なくお金を払ったわけです。どうして人間はわざわざ自分を奈落の底に突き落とすことにお金を払うんですか。本当に理解不能。それまで何度か抵抗したけど、私の小さな抵抗は実りませんでした。
その後、会場が混んでいたこともあり、チケット売り場で大分長い時間待たされました。私はとにかく怖くて怖くて怖くて怖くて、友人の背中にずっと抱き着いていました。(こういうときに女子校力が発揮されるんですね) そして私があまりにも友人に抱き着いているものですから、みんな「ゆき~大丈夫??笑」って聞いてきてくれるのです。
でもまたはっきり言わせてもらおう!!!
大丈夫じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私迷路しか行く気なかったもの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分でもびっくりしましたが、私は何も言わずその場で友人の背中で泣き出してしまいました。笑笑笑笑笑
本当にびっくり。そして何よりまわりもびっくり。アメリカでも「お母さんっぽい」とか「いつも勉強している」とか「真面目」とか基本的なイメージは変わっていないですもの。そんな硬派な人間が目の前で「お化け怖い」って泣き出すんですよ。逆の立場だったら私もう笑いが止まらない気がする。
友人が抱きしめてくれて、背中をさすってくれて、そして慌ててイベントを企画してくれている大学の職員さんが声をかけてくれました。でも私英語話す状態にありませんから、友人がなんとかその職員さんに説明してくれて、私は①の迷路だけのチケットに変えてくれました。
ちょーーーーーーーーーーーーー恥ずかしかったですけど、泣きすぎて、そのあとの私はもうロボットみたいな状態になっていました。感情を感じるスイッチがオフになっている感覚というか。「もうゾンビさん、ご自由にどうぞ」って感じになりまして。
いざ迷路に入ったら、ゾンビが頑張って襲ってきてくれるんですけど、私もう疲れちゃって。英語で何か脅しの言葉かけているんだろうけど、理解できなくて、しかも暗すぎて誰がゾンビで誰だ友達なのかもよくわからなくて。「叫ぶと追いかけてくること」と「どのゾンビさんも日本語は理解できないこと」に気づいたので、ゾンビさんに日本語で挨拶をしながら淡々と歩いていったら終わりました。
生まれて20年以上、高校の文化祭以外でお化け屋敷経験したことがないので、「食わず嫌い」状態だったんですかね。みんなの前で泣いて、いろんな人に迷惑かけてもうなんか本当に疲れた1日でした。
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こんな内容のブログを読んでくれているみなさんは、「お前、まじかよ…」って気持ちだと思うのですが、私結果的に行ってよかったなと思っています。
というのも、「弱みを見せること」ってやっぱり人間関係にプラスに働くことも大きいからです。
この一件があって私はおそらくあのコミュニティーの中で一躍有名人になりましたし、今まであまり話したことがなかった人とも仲良くなれたのです。本来の目的を達成しました。
また、学びもありました。
断るときは本当に!もっと!はっきりと!ダイレクトに!断っていいということ。
頭では分かっていましたし、現地の友人に「あなたは白黒はっきりしていていいわね」と言われるほどその辺は自分はマスターしていると思っていたのですが、若干強引な態度を見せられて私一気にひるんでしまったんですね。確かに「私このプランは買いたくないわ」とは言わなかったのです。「あーーーーーーー私ってやっぱり日本人!」って心の底から思いました。
昨日はハロウィンモードの遊園地に行ったのですが、その彼に対して「私は行かない」とはっきりと伝えました。結果的に逃れられたからよかったです。
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よく留学って「コンフォートゾーンを広げる一つの手段」だと言われます。来たよ、横文字って感じですよね。要するに自分が自分らしくいられる場所、自分が快適だと思う場所を広げるという意味だと解釈しています。
今回の経験もそれにあたると思っています。(お化け屋敷ごときだけど)
顔は見たことあるけどどこから来た人なのか、何を専攻している人なのか分からず何かを一緒にするってぎこちないですよね。今回もそうでした。
正直、普段ならなんか変に強がって当たり障りのない会話をしてこれからよろしくね~みたいな会話をして終わっていたかもしれません。でも、あんだけいろんな人の前でなくという行為をすると、自分の殻が破れるといいますか、もういい意味で「どうでもいい」状態になって、とても自然な状態で接することができました。そしてそういう自分を見てくれた友人たちとはなんか自然にこれからも仲良くできる気がするのです。ゾンビがつないでくれた縁です。
ばかばかしいでしょー。知ってますよ。
でも、本当に怖かったです。もう生涯、よほどのことがない限りお化け屋敷には行きません。本当に怖い。なんでみんなそんなニコニコしながら行けるかしら。
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ついでに、ついでに。
まだ自分の中で答えが出ていないのですが、数日前からアメリカでの生活に慣れたどころか、飽きを感じ始めるようになりました。朝起きてご飯を食べて授業を受けて、図書館か自分の部屋で課題をして、食堂でそこまで美味しくないご飯を食べ、部屋に帰って寝て…。まぁ日本にいるときも別に同じような生活送っていたといえば送っていたのに、なんでこっちだと”飽き”を感じているんだろう、そして今の気持ちを変えるために新しいこと何かしたいけど、それってなんだろうとまた考えてます。ふむ。
田舎にある大学なので学校が全てなんですよね。日本にいた時は大学だけじゃなくて都内で遊んだり色々できたけど…またじっくり考えます。
では!ばいばーい!