(ほぼ)海外初心者によるアメリカ トビタチ日記

準備から帰国後までの全てを詰め込む トビタテ生による米国留学奮闘記

アメリカ生活4か月目~秋学期の振り返り~

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

シカゴ旅行の報告をあげたばかりですが、22日を過ぎたので、1か月の振り返りもします。でも今月は試験もあってなんか特別な月でしたので、秋学期の振り返りもかねて書こうと思います。

 

4か月目の自分について…

 

怠けてました。色々と。

 

はい、3か月目の振り返りで「自分の英語力伸びたかも」なんて調子乗ってたんですね。今月は正直…10点ぐらいです。なんかこちらの生活に慣れて逆に怠けてきてしまいました。12月は初週で完全に授業が終わり、2週目は試験週間→冬休みという流れで他の月とは違う+試験期間なので忙しい人は忙しく、まわりもあまり余裕がない。友人たちとゆっくり話す余裕もなく、部屋で一人過ごしているとどうしても日本語で色々考えてしまう時間があり…良くない1か月を過ごしてしまいました。

 

もちろん試験勉強、ファイナルレポートをやらなくてはならなかったんですが、正直日本の大学と違って、学期末に沢山試験があるわけではないんです。私は試験1つ+レポート1つ、人によってはレポートのみ、平均的には試験3つほどというところでしょうか。期末のみの評価ではないので、そこまで大変じゃないんですよね。でもまぁ「試験だぁ!」って大学側もストレス発散イベント(夜の10時から食堂でパンケーキを無料提供、図書館の中はカードゲーム、パズルが沢山)を用意していて、なんかムードとして急ぎたてられている感じがしました。

 

そして私の場合、学期制の食堂回数券(50回)を利用していたのですが、逆にセーブしすぎて後半食堂に通わなくちゃならなくなったんです。そしてピザとワッフルにはまり……いいことないですね…絶対太ってます。そして体に良くないもの食べて過ぎているから体調が悪いだからなんとなく体がだるい。春学期の終わりはこんなにならないように気を付けます。どんなに忙しくても自分と向き合う時間という意味でもジャーナルは書き続けます。宣言。

 

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秋学期に履修した授業についても触れたいと思います。取った授業は4つ。

① ELS (80分授業週×2回、120分×週1回)

② 女性学入門 (80分×週2回)

③ マスコミ入門 (本来は55分×週3回)

④ 社会問題 (80分×週2回)             日本語に訳すとなんか奇妙…

 

① ELS 

留学生向けの英語の授業です。なので全然難しくないです。私はとにかく自分の英語力に全く自信がなかったので、4つもアカデミックな授業を取ると気が狂うことが分かっていました。少しでも負担を軽くするためにとりました。初回の授業でクラスメートの95%はチャイニーズだと分かった時は(しかも彼らは授業中でもチャイ語を話すし、いつも一緒に行動します)「取るべきじゃなかった」と思ったのですが、結果的に取ってよかったと思います。その中国の子たちとも仲良くなれましたし、宿題は面倒でしたが、確かに他の授業に集中できました。


② 女性学入門

日本の大学だときちんと教えているイメージがなかったこともあり、せっかくだからと取った授業。面白かったですが、正直フェミニスト養成講座(言い方悪くてごめんなさい)みたいな感じで、少し引きながら受けていました。この授業を通じて感じたことは、日本の方が男女の違いって強調されている気がしてたけど、意外とアメリカの方が男の人は”筋肉もりもりの強い人”、女の人は”きれいで髪長くて美しくて少しセクシーな人”がよしとされている、未だに古いステレオタイプが根強く残っていること。ショートカットの女性はレズビアンだと考える人も未だにいるみたいですし、アメリカの映画とか確かによく見ると似たものばっかり。

授業自体はノート取って、小テスト受けて(ノート見ながらだから簡単)、リアクションペーパー5回とファイナルペーパーでした。正直何を学んだかと聞かれると難しい…この授業を通じてこれから何を考えていくかを考えることがむしろ大事かな、と。


③ マスコミ入門 

この授業は本当にゴミでした。まず週3回授業があるはずなのに毎週金曜は休講、そして他の授業も30分以内で終わる。ウェブ上の小テスト15回くらいとテストが3回ありましたが、ネット上のものなので調べれば答えが出てくるんですね~。何にも学んでないです。出席点取るとかいいながら学期後半まで取らなかったし、Extra credit(ポイント稼ぐ追加チャンスの機会)「小学生の課題か⁈」みたいな内容で、こんなのがまかり通るのかと。もちろん名門大学は全く違うと思いますが、アメリカの大学生=めっちゃ勉強しているとは思わない方がいいですね


④ 社会問題 

はい!今学期はこの授業のためにあったといっても全く過言ではないです。色々なことを学びました。授業のタイトル通り、アメリカの社会問題について学ぶ授業なのですが、人種、貧困、健康、刑務所(多くの人が刑務所に収容されている事態について)、移民など日本だと扱わないようなテーマについて、テキストを読んで先生の主導でディスカッションを行うスタイルでした。毎週授業の頭に予習課題のリーディングを踏まえて、フリーライティングがあったのですが、なんと先生が特別に授業前にライティングのテーマをメールで教えてくれて、私は事前にメールで提出することを許可してくれました。本当に留学生のことをよく理解してくれていて、ありとあらゆる特別扱いをしてくれました。試験にも追加時間をくれましたし、なんならThanks givingの期間には先生のお宅でディナー頂いてしまいましたし。

 

実は数年前に同じ大学の学生がこの先生の授業をとっていたんですね。多分10年分ぐらいの留学報告書を読み込みました。その学生さんが先生のことをべた褒めしていて、とにかく留学生に優しい先生の授業取りたかったので、先生の授業を取りました。学期前に「英語できません。授業録音させてください」とメールしたら先生がその学生さんのことを覚えていて、フリーライティング、試験、ノートの補助など本当に様々なスペシャルサポートをしてくれました。オフィスアワーで先生のオフィスにお邪魔した時は日本茶入れてくれますし、なんかもうなんでここまで優しいの…って感動しています。

 

まだまだこの先生から学びたいと思い、春学期もこの先生の授業を履修する予定です。トビタテの実践活動に関してもこの先生に助けてもらいながら進めたぐらいなのです。この先生に出会えて本当に嬉しかったです。

 

この授業を通じて得たことは”構造的に物事を捉える視点”です。何か社会的な観点から常識から外れたことをしている人たちを”いかれた人たち”とすぐに判断するのではなくて、どんな社会構造が彼らをそうさせているのか考える必要があるな、と。健康問題が一番わかりやすいと思いますが、ファーストフードばかり食べている肥満体系の人に「怠けている!」とだけ叫んでいてもあんまり意味なくて、どんな社会構造がそうさせているのか論理的に頭が冷静な状態で考える必要があるということ。人種問題もそう。感情的に騒ぐ人たちがなぜそうなったのか、どんな社会通念が彼らをそういう状態に駆り立てているのか冷静に考えよ、と。

 

春学期は秋学期は難しくて諦めた政治学の授業と『アジアの歴史』、引き続きアメリカの社会問題を扱う授業を取る予定です。秋学期に比べて何倍もハードになります。頑張ります。

 

 

 

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さて、多くの人が興味を持っているであろうテーマ。

「この4か月でどれぐらい英語力が伸びたのか」

 

時々未だに困惑しますが、基本的に日常生活には困らなくなってきました。授業も(事前課題などがある場合、特に授業の内容は予測できるので)そこまで困らずに受けられるようになりました。しかし、自分が満足するほど伸びているのかと言われれば全くそうではないです。今日もアクアマンという映画を見たのですが、半分以上何言ってんのかいまいちよく分かりませんでした。私は最終的に英語で情報が取り込める人間になるのが目標(具体的に言えば新聞や映画を困らずに読める/見られるようになりたい)なので、本当にまだまだです。冬休みも楽しみながら英語を勉強する時間を確保します。誓う。

 

追記: 英語力に関してもう少し具体的に書いておこうと思ったので加筆。
学期始めは予習のリーディングにとてもとても苦戦していました。やり方もイマイチよく分からないので、分からない単語があるたびに調べて、何度も同じパラグラフ読んで…って。友人に「お前、その1ページに何分かけてるんだよ」って言われたときもありました。
でも徐々にやり方を掴み、全部を理解しようとしない、読んでいて大事そうなところだけかいつまんで理解していく方法へ変わりました。そしてブログを読んでくれている留学中の友人が私の過去の記事を読んで名づけてくれたのですが、「11月の奇跡」というのが起こります。毎日ではないのですが、時々信じられないぐらい英文が頭に入ってくるマジックにかかったような日があるのです。普段なら3日ぐらいかけてやる課題を1日で終えられたことを記憶しています。逆にその後は信じられないぐらい英文が頭に入ってこない日もあるのですが、階段を登ったり下りたりしながら全体的には少しずつ階段を登っているイメージです。

また、さっき書いたようにフリーライティングをおそらく20回以上は授業で行いました。自分で平行してやっていたこともあり、後半にかけて言いたいことが(文法エラーはそりゃ沢山あると思いますが)すぐに言葉にできるようになりました。

秋学期全体を見れば、(飛行機に例えると)エンジンがかかって長い助走を終えた感覚です。春学期に最後の学期だ!と開き直ってどこまで頑張れるかで急上昇するか低空飛行で終わる気がします(ついでに着陸するときはもう英語ペラペラ、何も困らないぜ状態)

 

今フロリダにいるのですが、本当にリラックスしていて特に書くことなさそうなので、ボストン終わったら書きます。

 

では!ばいばーい!