(ほぼ)海外初心者によるアメリカ トビタチ日記

準備から帰国後までの全てを詰め込む トビタテ生による米国留学奮闘記

さぁ”あの壁”どうなった?①

 

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 みなさん、いかがお過ごしですか?大学生は春休みですよね。ゼミのメンバーも就活で大変そうです。北海道ではまた地震があったみたいで…ゼミに北海道出身の子いるんですよね。大丈夫かなとちょっと心配しています。

少し驚いたのが、数日前にどなたかこのブログ(2次選考のやつとか)を説明会かなんかで使ってくださいましたでしょうか…?アクセスが突然ばこん!とありまして、ちょっとびっくりしました。少しでも役に立っていたら嬉しいです。

 

そして、約1か月前に投稿したルームメイトの件。ちょっとドタバタしていて遅くなりましたが、なーんとか落ち着きました!ブログに目を通してくれている友人からも「平気か?」と連絡くれたりして…本当にみなさん、ありがとう。帰国したらお茶でもおごらせてくださいという気持ちです。今日は私の想定外の”壁”がその後どうなったか、30年後の私が笑いながら読み返せるように書かせてください(*^^)v

 

まず!結論!!

部屋変えられました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぱちぱちぱちぱちぱちぱち!!!!!!!!!!

 

し、か、も、

 

ルームメイト (現時点では) いない!!!!!!!!!

 

つ!ま!り!

 

ひ!と!り!ぐ!ら!し!!!!!

 

ばんざーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!

 

いえーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!

ふうううううううううううううううううううう☆☆☆!!!!!!!!!

 

 

はい、テンションをもとに戻します!!

 

いつも通り時系列で書いてみますね。ちょっと読みにくいかも。

 

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前回のブログでは、色々な葛藤を経て、ルームメイトに「ちょっと24時間男の人が部屋にいるのはリラックスできないから、バランス考えてほしいな…?」と伝えたことを書きました。それが1月23日のことでした。希望を込めてブログを閉めましたが、その後どうなったか。

 

結局、彼らは生活自体を変えることはありませんでした。ただ、私が部屋に帰ると気配を消すようになりました。特に彼氏だけが部屋にいるときはいるのかいないのか分からないぐらい静かでした。その緊張感がよく伝わってきていました…笑「なんか申し訳ないな…いいカップルなのに…」と思いつつも、彼氏の声で朝目が覚めざるを得ない環境にはやっぱりストレスを感じていました。そんな生活が1週間続いたんですね。

 

そーして。2月2日土曜日

この日の夜、彼らが彼女の部屋でかなーり大きな喧嘩をしていたんですね。部屋で勉強をしていたので、「あぁうるさいなぁ。なんで人の部屋でそんなに声を荒げられるんだ!」と2人(特に彼氏)に対しての不快感がもくもくしていました。現地の友人に喧嘩の内容を実況中継してなんとか笑いに変えようとしました。

 

でも翌日の2月3日日曜日

残念なことに寝ても心のもやもやが消えなかったので、無印のノートを出し、自分の気持ちをとにかく全て書き出しました。この時は、自分の心にヘドロのようななんか気持ち悪いものがずっとまとわりついているみたいな気分だったのです。とにかく、もうこれ以上この2人のせいで自分の留学を台無しにしたくない!と思い、徹底的にこの2人から逃げよう!!!と強く、強く、決意したのです。ズバリ、『逃げ恥大作戦』です。もう部屋に極力いない、シャワーと寝るだけ、ご飯もなんなら作っておいてさっさと食べて図書館に戻る…とにかく徹底的に彼らの声を聞かなきゃいけない時間を減らそうと決めたんです。

前回のブログで「直接困っていることを伝える勇気を持とう」と散々鼓舞したのとは真逆ですよね。でも伝えてもだめなんだもの。一番大切なのは「この留学を楽しむこと」だから、逃げ恥の動画(平匡さんがレインボーブリッジ(ですよね?)でみくりさんに「逃げたっていいじゃないですか」って言うシーン)を見て、逃げようと。今までの人生、真正面から向き合わなきゃダメでしょと割と思っていましたが、この時初めてあのシーンの意味が分かった感じがしました。もう逃げちまえ!っていう言葉がしっくりきますね。

 

しかーし、だ。2月4日月曜日(ナガイヨ①)

11:30に授業が終わり、お昼をさっさと食べて図書館に戻ろうとしたその小1時間で、まさかの喧嘩Again「まーーーーーーーーーーた喧嘩かよ」ともはや呆れました。そしてね、土曜日の戦いよりももっと感情的でついに彼氏の方が「君のことは大好きだよ、失いたくないよ、でももうこうやって恋人って離れて別れていくんだね…!!!(大号泣)」って叫んでいましてね。「うおぉ…ださ」って思わず思ってしまったのです。そしてその後突然の静けさが訪れ、15分くらいしたらなんか何が起きたのか知りませんけど、仲直りしてなんか楽しそうに部屋から出てきたんですよ(念のため書いておくと、私の寮は自室有の2人暮らしの部屋でキッチン、バスルームが共有です。でも個室の壁は薄いので全部の物音が聞こえます)

割と喧嘩の最中もうるさくて、本当にいらいらしていたのですが(それまでは喧嘩ってなんかアメリカの恋人関係学ぶいい機会?だと思って若干楽しんでました。少しね)、その後異様に仲良くけらけらしていることでついに私、爆発してしまったのです。

おーーーーまえらなぁ!!!何様じゃい!まじで!と。

 

 

でも、顔見て直接伝えて、フォローしながらこの不快感をごまかしたくなかったので、ルーズリーフに「無礼にはなりたくないんだけど、これ以上あなたたちの喧嘩を聞くのはつらい。前にも話したように、彼の部屋とここで過ごすバランスを考えてほしい。傷つけたいわけじゃないんだけど、もうこの状況に耐えられない。見知らぬ男の人と一緒に生活したくない。」と書き、ルームメイトに「これ、読んでほしい」とだけ伝えて渡してしまったのです…!!!表面に「直接正しく伝えられる自信がないから手紙でごめんね」とは書いたものの、本当にダイレクトに自分がめっちゃ不快であることを伝えちゃったのです。

 

逃げ恥大作戦、1日で失敗しました。やっぱり心の底から納得していないと私って動けないんだなとまた学びました。自分に言い聞かせる状態じゃダメなんですね。

もちろん、その後部屋にはいられません。すぐさま図書館に向かい、誰でもいいから友人とハグをして気持ちを落ち着けようと、そそくさ図書館に行きました。

 

すると!私の留学の土台、基礎である、仲良しの男の子が「ゆきさーん!」とニコニコして声をかけてきてくれたんですね。彼のその明るいテンションになんかもう耐えられなくて、その場で座り込んで、ついに人前でこの件に関して泣いてしまいました。彼は私がルームメイトの件で悩んでいたことは知っていつつも、詳細までは話していなかったので、図書館で(もちろん周りにめっちゃ学生いますよ)泣き出した私にちょっとびっくり&ただ事じゃないんだなと察してくれていた様子でした。多分30分ぐらいはずっと泣いてましたねぇ。彼は、別の寮でRAをしている共通の知人に連絡を取り、今の状況が非常に望ましくない環境であることを確認してから、Housing Officeに電話をしてくれました。そしてアメリカ文化全開でRD、Residence DirectorというRAの上司と面談をセッティングしてくれたのです。

 

ちょっとここ、文化がよく表れていると思ったので、細かく書きますね。

彼は電話の中で、ルームメイトが彼氏を1か月以上連れ込んで完全に生活していることを伝えたうえで、私が既にRAに相談に行ったことも話してくれました。そして、「彼女はRAのところ行ったのに、RAは十分なフォローをしていない。彼女はメールを送ったのに返信もないし、Roommate Agreementがどうなったかのフォローもしていない。」とRAが十分に仕事をしなかったことを話し、RDとの面談は可能かどうか聞いてくれたのです。RAは学生ですが、RDは完全に大学の職員さんで普段はお目にかからない方です。Housing Officeもその状況はちょっとまずいですね、みたいな感じで、今日中にRDが私にメールをして、明日か明後日に面談をしましょうと話を進めてくれました。

ここで忘れずに伝えておきたいのは、彼すごく丁寧に、決して声を荒げてとかじゃなく、優しい声で、でもRAの責任に言及しながら大人を動かしたんですよ。Housing Officeって仕事しないイメージあったから、本当にぽんぽん話が大きくなることに横で驚いていました。RAを責める(?)っていう発想なかったなぁ。「こっちはやるべきことはやっているのに、あなた方が動いてくれていないので、次の段階に行かせてくれ」ってやっぱ強い国やなぁとまた勉強になりました。

 

そして、言葉通り、21:00過ぎに「明日の11時に会いましょう」とRDからメールが来て、会えることになりました。もうこの日は部屋に帰るのが怖かったので、中国人の友人の部屋に避難し、ソファの上で寝ました。そして明け方4時過ぎに部屋に戻り、荷物を取って、また友達の部屋に戻りました。

 

2月5日火曜日(ナガイヨ②)

約束通り、11時にRDの部屋に行き、「ルームメイトの件で悩んでいる」ということしか知らないという彼女に今までのことすべて話しました。すると思ってもみなかった提案をされました。

 

「まずは空いている部屋がないか確認するわ」と。

 

実は友人が電話をかけてくれていた際、「部屋を変えられる可能性も高いし、どんなに引きずっても3日以内には何らかの方法で解決するから」とは言われていたのですが、思ってもみなかった最高の提案に目がまん丸でした。部屋変えたばかりでしたし。でも私の寮は人気ですから、「できるかどうかの保証はない」と同時に言われました。私は恐らく無理だろうなと思っていました。希望を持つこと自体怖かったしね。

ただし、部屋を動かせるかどうかに関わらず、まず彼の名前を把握する必要があるということで、今日部屋に戻って、彼がいたらRAに電話をしてほしいと言われました。そしたらRAが部屋を訪れて、名前を確認すると。「あんた、誰?ここで何してるの?」という感じですね。やっていることは警察と一緒です。ひぇぇ…ってなりましたね。本当に人としてはいい方たちなので…。

 

そして、もし部屋が変えられなかった場合、私+ルームメイト+RDで面談をして、ルールを再議論しましょうと。こんなに嫌な時間ないですよね。「まーじか…」と思って怖くなりました。

 

この後、イヤホンを忘れるという失態を犯していたので、部屋に一度戻りました。ルームメイトだけ(?)いて、何か言ってくるかな?と思ったんですが、特に何もなさそう。なので、私もさっさと部屋を出て、授業を受けて、夜は図書館へ行きました。

 

ごめんなさいねぇ…長くて。この日は長いんです。

 

ここからがすごかった。

話ガラッと変わりますが、実はゼミの先輩に最近就活の相談していたんですよ。その話の中でその先輩が「ところで留学どうなの?」なんて聞いてくるので、「いや…もう…」となり、電話させて頂いたんですね。なんと2時間以上話しました。その内容は後で書きます。3000字くらいは必要。サクッというとこの電話があって今回の一件の意味があったなと思えたのです。

 

2月6日水曜日

先輩との電話の後も図書館に残って、作業をしていました。すると、たまたまこの日が友人の誕生日だったので、日付変わるまで図書館にいた友人たちでケーキ買ってお祝いしたんです。こういう楽しいことしたくてここ来たんだよなぁって思い出していました。

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真夜中のチョコレートケーキ。うまし。

しかし、先輩との電話の内容をとにかく誰かに共有したくて、普段あまり話さない同じ大学から来た日本人学生にぶわーっと話していたんですね。でも途中から友人も来て、日本語使えなくなったので、すっごい消化不良だったんですよ。で、日ごろから甘えさせてもらっているトビタテ生(今回の件に関してもずっと話聞いてもらってました)に連絡したら、まさかのまさかで電話させてもらえることに。夜中2時くらいから2時間電話!!この内容も先輩の電話と一緒に書きますね。眠かっただろうに…ありがたい…。

 

…ということで寝たのは午前4時。そして朝8時、彼氏の声でまた起きました。

 

すると、RDから「Housing Officeに部屋の空きがあるかメールしてほしい」と連絡が。もちろん、即刻オフィスにメールをしました(昨日、私で確認して今日中にメールするとは言っていたんだけどね笑)。そうしたら、1時間しないうちに…

 

「今日中に絶対部屋変えられます。あなたの新しい部屋は×××室です。」と!!!!

 

授業開始直前にメールもらって、隣にいた友人に発狂気味で伝えました。そして授業終わった後、すぐに寮のロビーに行き、引っ越し作業開始!!!そして、チェックインしたらさらに驚き!!!まさかのルームメイトいない!!!!!!この時は数日中に誰か来るだろうなと思いましたが、2週間たった今でも誰も来ません。しかも家賃はRAに確認したところ、一緒!キッチン、バスルーム一人で使っているのに!

 

色々ありましたが、結局、最終的にはこの上ない天国を手に入れました。

留学開始前は1人暮らしなんてなんて意味のないこと…って思いましたが、もう色々ありすぎて、部屋でストレス感じるくらいなら1人暮らしの方がいいですよ。

 

はい、ということで、これで一応、1か月続いた見知らぬマッチョマンとの生活は終わりました。

正直、”壁を乗り越えたとは思ってなくて、本当にあの時友人が、なかなかつながらないHousing Officeに何度も電話かけてくれたから、たまたま本当に運も重なって”なんとかなった”と思っています。友人、様様です。

 

 

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流れを書いただけで結構な長さになってしまいました。

さっき「あとで書きます」と書いた先輩との電話の内容、次の記事に回しますね。端的に言うと、目を覚ましてもらった、そして本当に留学してよかったなと思えているのです。この事件がどう私に影響しているのかという視点で書いてみようと思います。

 

私がもがき苦しんでいる記事ってアクセス数いいんですよね。笑 少しでも留学の現実が伝わればなと思います。笑

 

 

では!ばいばーい!