春休み旅行①~Washington D.C.~
どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。
あと1週間ちょっとで新年度ですね。気がつけば大学4年。本当にあっという間です。まわりが就活で頑張っているのを耳にする度、長い学生生活がもうほぼ終わりなんだということをひしひし感じます。
私は春休みを利用してワシントンDCとNYに1週間弱旅行に行って参りました!大学がある街の田舎具合に飽き飽きしているので、久しぶりの都会、とても楽しかったです。実は昨日の夜全部書いたのに、突然寮のWifiの調子が悪くなって全部消えました!悔しい~もう1回書きまーす。
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今回の旅行はこちらで出会った留学生たちと行きました。中国人の男の人と韓国人の女の子、そしてNYのみもう1人韓国の子と、同じ大学から来た日本人の子とミャンマーからの留学生です。結構大きなグループになってしまったので、DCこそは3人で動いていましたが、NYは予定があったら一緒に動くというスタイルで、私は基本一人旅になっていました。やはり日本人じゃない人と動くと色々思うことありますよ~…別の記事で書きますね。今回はDC編!
*03/09
お昼過ぎにAirbnbに到着して、まず何故か2人がとてもラーメンを食べたがっていたので、Bantam King というラーメン屋さんへ。
でもこれでいくらだと思いますか?…チップ入れて17ドルです。今の円相場だと2000円近いと思いますねぇ。たっっっか笑。煮卵とかメンマとか他の具をトッピングしたら20ドル余裕で超えますね。
お腹いっぱいになった後は国会議事堂(The United State Capital)へ。曇りなのが少し残念ですが、とりあえず見てきました。
その後は入館料が無料だという恐ろしいNational Gallery of Artへ!アメリカの三大美術館に比べれば規模としては小さいですが、でも私今回の旅行ではここが一番好きでした。でも、この日は閉館まで1時間ほどしか時間がなくて、帰り際に「ん⁈印象派あったの⁈」と気づいたので、翌日も来ることにして去りました。
*03/10
DCは本当にある一か所にほぼすべての有名建造物が集結していました。なので、Airbnbを出発してからは徒歩で一気に見るべきものを見ていきました。「人民の、人民による、人民のための…」でかの有名なリンカーン大統領の像(Lincoln Memorial)。
その後は朝鮮戦争で犠牲になった米軍兵を祀ったKorean War Veterans Memorial、第二次世界大戦に関するWorld War Ⅱ Memorial、すぐ近くにあるWashington Monumentとガンガン見ていきました。せっかくだから徒歩10分ぐらいのところにあったキング牧師の像(Martin Luther King Jr Memorial)にも行きたかったのですが、残り2人が全く興味なさそうで…諦めました。
今回のことに限らず、授業を受けていても感じることですが、アメリカにとってパールパーバーの攻撃って本当に私たちが思っている以上にインパクトが大きな出来事だったのだと感じます。World War Ⅱ Memorialにもパールハーバーに関する記述がしっかりとありました。私も小学生の時から「日本が事前予告なしにこれを実行したからアメリカの堪忍袋の緒が切れて第二次世界大戦が本格的に開戦した」と習いましたが、私たちが肌で感じているよりも、アメリカはもっとパールハーバーに怒りを覚えていて、この点はずっとこれからも引き継がれていくんだろうなと思います。あえて言うならば日本人にとっては広島、長崎でしょうか。それぐらい大きなことのように、誰かにはっきりと言われたわけではないですが、感じています。
その後はどうしても行きたかった、ホロコースト博物館(Holocaust Museum)へ。
どうしてアメリカにホロコーストの博物館が?と思ったのですが、第二次世界大戦後にアメリカが再生の中心国となった(日本のGHQのように)から、資料をたくさん持っていて、それがきっかけで建てられたようです。
はっきり言って想像以上でした。小学生の頃にアンネフランクの日記を読んでなんとなくホロコーストとは何なのか分かっていたつもりでしたが、とんでもなかったです。まず入ってすぐに人間の死体がそこら中に散らばっている写真が大きくばん!と視界に入ってきました。人が殺される瞬間の映像や、「これ、人間の頭…?」と顔をしかめたくなる写真もありました。
こちらに来て日本では気にしたこともなかった”人種”という概念がいかに人間を歪めて、単に無辜な人々の命を奪うということだけではなく、その人々が持つ尊厳や感情、全てを徹底的に否定して、人間が考えうる(もはやその範囲を超えた)最悪な方法で、事実としてこんなことが行われていたのかと思うと、本当に涙を堪えるのが大変でした。冷静に考えてください。”調査”と名乗って公的な機関が人の骸骨のサイズを測ったり、「××人であるか見分ける方法」が教科書に載っていたり…今考えると、「なんでこれが正しいこと、異常なことではないと思えるの?」って思ってしまいますが、それは今世界が前例にないレベルで平和的な前提を共有している(あくまで”前提”、”理想”の話ですが)からであって、同時はこれが当たり前のように行われていたと思うと本当に言葉を失います。
杉原千畝さんをはじめ当時ユダヤ人を救おうとした人々も併せて紹介されていました。
奇遇にもこの日は東日本大震災の前日(日本時間はもう11日)だったので、何か気持ち的に落ち着いていなかったこともあり、今自分が海外にいるからこそ感じる、家族や友人と突然別れさせられることの惨さをより感じていました。
その後はちょっと暗い気持ちを引きずりながらWhite Houseへ。「ほぉーここのあのおじさんがいるのね~」なんて思っていたのですが、なんか突然後ろから大きな声が聞こえてきました。チベット自治区に関するデモ行進でした。
ただ、その友人が非常にこのデモに不快感を示したので、さっさとホワイトハウスは去りました。本人は「別にチベットが中国の一部だろうがそうじゃなかろうが俺に直接関わることではない」と笑っていましたが、結局この日一日口を開けばこの問題ばかり話していて、彼に与えた衝撃はなかなかだったようです。
そして、遅めのお昼(Old Ebbitt Grill)へ。
ハンバーガーを頼んだのですが、今まで食べたことのない、なんか面白いバーガーでした。そもそも千切りキャベツをバーガーに入れているの初めて見たし、味も少しスパイス効いている感じで…アメリカンな感じではなかったです。Curry Lentil Burgerというらしいのですが、ほのかにカレー味はしました。個人的にはパティももう少しかたいのが好きですが…まぁ面白かったので良かったです。
お腹いっぱいになった後に前日も行ったNational Galley of Artへ。前日見損ねた印象派のお部屋をぐるぐるしていました。本当にすごい。印象派めちゃくちゃ充実していました。
また、驚いたのがこの絵が展示してあったこと。
実は私、中学3年の時、この絵を使って夏休みの課題に取り組んだのです。なんか自分で好きなテーマを選んで論じる課題だったのですが、確かオープンしたばかりの国立新美術館(だった気がする、六本木の)に祖母と行き、この絵の裏話をオーディオから聞いて、色々書いたのです。母が私の感想を面白がってくれたことで何故か鮮明にこの絵は覚えています。まさかDCで再会するとはねー。
そしてそしてこちらも。
モネちゃん、ルノアールを堪能して、お土産ショップ行ったときに衝撃!!ゴッホさんの絵と同じ特別展で見た私の大好きな絵のポストカードが置いてあったのです…!!!当時お金がなかった私はパンフレットを切り取り、上手く加工してブックレットとして使用していたのです。「え、パパ見てないよ⁈」とテンションがその場で急上昇し、急いでどの部屋にあるのか探す旅に出ました。でも全く見つからないので、係員さんに聞いたら「んー受け付け行って」って言われ、受付の人には「76番の部屋ね!」って言われ、76番の部屋に向かったのですが、まさかのエリアは準備中でクローズ…!!(係員さん把握していないあたり超アメリカ笑) 日本にまたいつか来てくれることを待つしかなさそうです。 当時100円(150円?)もケチって買えなかったポストカード、今回は買えました。
*03/11
真夜中に政府広報HPを使って東日本大震災追悼式の中継を見ていました。ホロコースト博物館のところに書きましたが、海外に(期間限定であるものの)住んでみて、当時東北出身で留学や仕事で海外にいた人もたくさんいたんだろうと思うと、本当に考えることがいっぱいありました。
寝てからはNYへ!ということでアムトラックという小汚い、安い新幹線みたいなのでNYへ向かいました。
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NYの前哨戦と考えていたDCでしたが、とても楽しい3日間でした。ただ、私たちとあることが影響してパンタゴンエリアと呼ばれるところへ行くのを諦めざるを得ませんでした。なぜそうなったかは長くなりそうなので、小ネタ編にでも回そうと思います。
次!NY-!
では!ばいばーい!