(ほぼ)海外初心者によるアメリカ トビタチ日記

準備から帰国後までの全てを詰め込む トビタテ生による米国留学奮闘記

就活が留学に与える影響 -ご無沙汰しました-

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

前回の更新から早4か月。気づけば夏も終わりましたね。お久しぶりです。前回の記事で「6月末までに次書くぜ☆」とか言いながら随分と時間が経ってしまいました。

 

帰国直後から結局自分にとって留学とは何だったのか、頭の中にあるものを全て吐き出してこのブログに一区切りつけようと思っていたのですが、あることのせいでこんなにも遅くなってしまいました。私はあっという間に大学4年!そうです!就職活動でーす!!!

 

でも何はともあれ、まずはとりあえずこのセリフを残しておきたい。

 

就職活動!!つらかった!!!!

二度とやりたくない!です!はい!

 

結論から言いますと、コンサルティングファームコンサルタントとして働くことが決まりました。ぶっちゃけ終えられたことは奇跡中の奇跡。今コンサル業界人気ですし、本当によく拾ってくれたなぁ…という感謝の気持ちと、(労働時間+社員さんの優秀さから)これからが本当の地獄だぞという戦々恐々とした気持ちでおります。

 

ってなわけで、就活が終わり(入社前課題とか卒論とか色々あるものの)いい加減に留学にきちんと向き合いたい」ということで、今日から少しずつ頭の中にあることを言語化していこうと思います。

 

今日はとりあえず、よく巷で言われる”留学と就活の関連性”この辺のお話を。

 

 

 

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 【私個人の就活話】

帰国後の私を月別に整理するとこんな感じでした。

【5月】帰国→留学先から短期留学で来ていた現地の友人たちと旅行 → 彼らが帰国

*彼らが帰国したことで本当に留学が終わったんだなぁと実感。

【6月】 1日に就活開始(リサーチを始める) → どこも募集終了で絶望する →下旬のOB訪問*をきっかけに内定先に一目惚れ → 第1志望確定

* このOB訪問で知り合った社員さんと意気投合し、以後サポートを頂くことに。この方に会ってなかったら確実に就活終わってなかった。

【7月】 その会社にエントリー → 選考開始

【8月】なんとかコマを進め、下旬に最終面接通過

【9月】上旬に人事面談 → 内定承諾 → 「あーーー終わったーーー!」

 

という流れでした。3月とかで就活終える学生もいる中で、6月から始めるって今思えば本当に気が狂ってましたね。就活終了連絡を友人にすると「え!来年じゃないの?」ってよく言われました。

エントリーは5社ぐらいはしたのですが、(どう考えても私とミスマッチの会社だなと感じて)やる気がマイナス無限大になったり、内定先の会社の面接前に「私なんかが論理力試験通れるわけない」と不安とプレッシャーで泣きながらアロマキャンドル見つめたり、「メンヘラかよ」ってツッコミたくなるレベルで情緒不安定な3か月でした。

 

ここまで読むと、留学生の就活事情に詳しい方とかは「おい、お前なぜボスキャリに行かなかったのか?」と思われると思います。

 

ボスキャリというのは留学形態問わず海外経験がある学生向けに11月ぐらいにボストンで行われる超ビック就活イベント。企業側もバイタリティ溢れる学生を採りたいため、内定が割と出やすいと言われています(もちろん会社によりますが)。私と同じ大学に留学した日本人学生も2社程度は内定もらっていました。

 

私は実は4月ぐらいまでは公務員志望だったんです。だからボスキャリの時期はアメリカで「私関係ないし~」って余裕ぶっかましてました。はい。あと留学期間中に就活したくなかった…。

 

でも4月ぐらいに改めて自分のやりたいことやなりたい社会人像を意識した時、公務員でそれが叶うのか疑問に感じ始め、5月中旬に「えいや!!!」って民間(シンクタンク、コンサル業界)に切り替えました。今思えば本当に強引です。

 そして現実的なフィルター(交換留学生用の特別フローを用意している会社など)を通して、数を絞ったうえでOB訪問を重ねて、第1志望の会社を見つけ出しました。

 

一般的な就活生と比べて超短期間ですし、「本当にここでいいの?」というツッコミはその通り!なんですが、

① もともと追い求めたい像、やりたいことは明確だった

② キャラが濃いめなので、会社に合う合わないの直感は割とすぐに&正しく働く方

③ 第1志望の会社が世界で一番私に合っている会社かどうかは知らないが、少なくとも私はこの会社には合っているという確信があった

 

ので、「なんとしても皆さんと一緒に働かせていただきたい」「私にはこういう夢があって、あなた方の下で働かせてもらえるとこの夢に近づけるのよー!」って言葉の節々に思いを乗せてアピールしまくりました。誰かと比較するとかではなく、普通に大変だったな~と思うので、そんな簡単には辞める気は全くありませんが、ハードな業界ではあるので、心と体に気を付けて頑張ります。

 

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 【留学が就活に与える影響】

ということで私の就活をまとめると、

① もともと公務員志望であったため留学期間中は就活一切なし

② 帰国後に民間に切り替え→奇跡的にエントリーできるところを発見 + 通過

③ OB訪問で気の合う社員さんに出会う→その方のサポートがあって就活乗り越えられた

 

という感じです。なので、一般的な就活どころか一般的な留学経験者の就活ともかなり異なるのですが、それでも勝手に意見を述べると、

 

Q. 「留学って就活にどれぐらい影響出ますか?有利ですか?」

A.「別に留学自体が武器になるわけではないが、目的を持って留学するならそれは強みになるのでは。スケジュールはボスキャリ(or ロンキャリ)行くこと考えているなら、ハードではあると思うけど何とかなる(はず)

 

こんな感じになると思います。留学前の私がそうであったように留学未経験者からすると長期留学経験者って”なんかすごい人”っていうのが抜けないと思うんですが、行った身からすると交換留学なんて本当にどうってことないんです。帰国してから同時期に留学していた友人何人かと会いましたが、学部の交換留学なんて「ちょっと豪華な長期旅行にすぎないよね」と話していました。これで海外知ったかのように帰ってきている人がまわりにいたらとんでもない勘違いだと思うんですよ、個人的には。

 

就活においても留学したこと自体が評価される時代は(もう周知の事実ですが)終わっていて、「どんな目的を持って留学したのか」、「留学中の成果はなにか」、「今後これをどのように生かしていくのか」この3ステップがあれば持ちネタとして初めて活きると思います。

 

留学していない学生が「留学していませんが大手から内定もらえました!」って言ってたりしますが、別に本当にそれは頻繁にあることだと思います。何も不思議なことではないです。むしろ国内にいて計画的(=3ステップの構造がある)に何か取り組んでいたら、それは就活の物差しで言う”いいネタ”になると思うんです。留学は、バイトとかインターンとかゼミ活動とかよくあるネタの一つのカテゴリーにしかすぎない、というのが留学終えた身としての感想です。

でも、それに気づいていない留学生がどうやらいるようで「留学したのに内定全然もらえん」とか言う学生さんがいるって人材会社の面接官さんは言ってました。あちゃー。

 

 

ただ!

帰国の時期によっては就浪不可避ルートもあるのかな、と感じています。アメリカ留学だった私は5月帰国だったので、まだなんとかなりました。でも、7月 or 8月帰国のヨーロッパ組とかはやはり厳しいかなぁ…と周りを見ていて思います。インターンの選考も終わっていますし、就浪するにせよ急いで始めないといけない感じになってます。

 

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 【まとめ】

今までのをまとめてみると論点は2つ!

① 留学は就活に有利か
3ステップがしっかりしている → 話せるネタがきちんとあるという意味で有利
3ステップがない or 不十分 → ”ただ海外に行った”というだけでほぼ無意味

② 留学により就活時期に影響は出るか (民間志望 / 3年春以降出国の場合)
ボスキャリやロンキャリに参加予定 → 準備しっかりすればなんとかなるのでは…!
ボスキャリやロンキャリに不参加予定 → 帰国が3月以前ならなんとかなりそう、それ以降は厳しいと考えるのが多分無難
※公務員 → 確実に+1年 ※国家総合職教養試験が秋にありますが、国家ではこれだけです。私の知る限り。

 

具体的に言えば、

① 大学の国際センターやキャリアセンターが「卒業延期しなくても留学はできる!!」と口を揃えて言っていても…

渡航先や留学期間中に就活をやるか次第なので”そうとも限らないよ!”

 

「いや~やっぱり就活に多少影響は出るよ」って言っている先輩がいたら…

それはその先輩が留学期間中に就活をやらなかったとか、準備不足とかで、100%そうとも限らないよ!

 

って感じになってしまうわけです。答えになってなーい。ごめんなさい。

  

だから「留学に影響出るなら留学はいいや」ぐらいだったらやめておいた方がおそらく堅実だし、「1年延ばしてもいいから海外行きたい」だったら意外と+1年しなくても行ける可能性も無きにしも非ずだから果敢にチャレンジしてみよう☆って感じになるんですかね。

 

なので、もし留学が既に決まっている方は先述した3ステップ、あの箱がきちんとできているか確認したら素敵なのではと思います。ついでにそれができてない状態で留学開始してしまうと就活のためというわけではなく、単に「楽しかった☆!」で終始する残念な留学になります。

もしこれが埋まらなければ留学に時間とお金を費やすのはおそらく無駄なので、他のことにエネルギー注いだ方がいいんですよね。

 

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帰国してから大学の後輩たちからこのような相談を多くもらうので、今回はこんな感じで書いてみました。私の場合特殊ケースなので、後輩のみなさんには「私は特殊よ!」って100回念押ししたうえで、「本当にどうとも言えないねぇ。場所(国)と〇〇さんの留学成果度による」って答えにならない考えを述べています。

 

実は留学期間中毎月やっていた月次報告のラスト2か月分の下書きをさきほど発見しました。途中までしか書いていないので、後半戦熱がちぐはぐしそうですが、書いてみます!

 

では!ばいばーい!

 

 

帰国しました。

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

 

随分久しぶりの更新になってしまいました。お久しぶりです。

 

タイトル通りです。帰国しました!

あっという間の留学生活、とりあえず大きな怪我もなく無事に帰国できました。良かったです。

 

これまで色々とブログに書いてきましたが、こんな私でも最後はなんかとっても感傷的な気持ちで終わりを迎えました。

 

 

ただ、また想定していなかった面白いことが起きました。ということで今パソコンをカタカタしています。

 

用語を使うと、”逆カルチャーショック”と呼ばれるやつです。

日本にずっと帰ってきたかった私が、せっかく日本に帰ってきたのに帰国してから1週間、これを感じながら生活をしていました。

 

これもこれで面白い経験だと思ったので、今日はとりあえず帰国後の1週間弱について言葉にしてみようと思います。

 

 

正直、私は「日本帰ったらテンション爆上がりだろうなー笑笑」って思っていました。美味しいご飯に、使い慣れたお布団、大好きな人たちに囲まれてさぞかし幸せだろう…と。まぁ実際それはそうなんですが、いざ日本に帰ってくると、出国前には持っていなかった感覚が自分にはついているんだということが分かったんです。

 

わかりやすくいうと、あっちに戻らないことは頭ではよーくわかっているのに、何故か日本に旅行しに来ている感覚でいつかはまた元の生活(留学先の生活)に戻るだろうと感じていました。

 

 

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素直に私が「うぉぉ…」と思ってしまったもの、リストアップしてみます。

 

1. 日本の都会が(一瞬)とても窮屈に見えた

空港からバスで戻っているときにあまりの道の狭さと人の多さに、「狭い、窮屈、生きづらそう」って思ってしまいました。人生初。でも今は大丈夫です。新宿最高。

 

2. 日本のサービス良すぎてちょっとびびってしまう

帰国した翌日に定期を作ったんですが、駅員さんがほかの方の対応していて2分ぐらい待ったんですね。そうしたら「大変お待たせいたしました…」と神妙に謝るところから始まって、Suicaも両手で渡して下さるし、もうすごすぎてこっちが恐縮するというか、緊張してしまいました。アメリカだとオーダーしようとしても平気で待たせられるし、何なら食べ物とかどん!って置かれて、何も言わず帰っちゃうのも普通でしたから、なんかこっちもしっかりしなきゃと思っちゃうんです。

その後もLOFTで買い物したらお辞儀されるし、出国前は何とも思っていませんでしたけど、今はもうなんか…そこまでしなくて大丈夫ー!やめてー!って思ってしまっております。

 

3. モノの使い勝手忘れてる、感覚が違う

これは厳密にいうとカルチャーショックにはあたりませんが、まず、寮の洗面台の高さと家の洗面台の高さが違うんです。初めて顔洗った時、「ふげー…?」と困惑しました。しゃもじ握るときの感覚も違うし、電子レンジの使い方忘れてトーストも母がいないとできないし。「そんなことかよ」って思われちゃいそうですけど、自分の場所に戻ってきたはずなのに、そういう感覚を感じられないことがストレスでした。そして私がリラックスしている様子を見たいであろう母にも申し訳ない思いがありました。

 

4. とにかく町中歩いてて自分だけ色が違う感じがする

「たかが8か月強行っただけで何様だよ」って思われてしまいそうですが、本当に自分だけこの国に馴染めていない感覚が帰国して数日間はありました(だからこそ行き来して生活してる人はすごい)私だけ違うものを感じて生きている感覚、他の人にとっては何でもない日常であることは分かっているんですけど、私にとってはすべてがなんか新鮮で、知っているもののはずなのにそうとは感じられないもやもやがありました。

 

 

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アメリカにいる間は常に自分は”外国人”、はたまた”アジア人女性”としての緊張感、警戒感を抱きながら生活していました。日本に帰ればそれが無くなるだろうと思っていましたが、日本に帰ってきたら帰ってきたらで物事の使い勝手が分からなくなっているからなのか、別の種類の緊張感に包まれまして。「時間が経てば解消される」ことは大いに分かっていつつも、居心地が良くない感じにそわそわしていました。じーっとするのもつらいし、なんか熱だしちゃってお布団の中にずっといなきゃ行けない感覚と似てますね。1日そわそわ、もじもじして、そして夜は疲れちゃって22時ぐらいには寝る…という生活をしていました。

 

 

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でも、ありがたいことに今はかなり復活しました。

というのもいちいち驚くことをやめて、「8か月もいなかったんだから違って当然!」と開き直ったら、変化に対していちいち体がストレスを覚えることがなくなりました。

 

街中で歩いている時に、前の人が歩くのが遅いとあっちにいるときは「ゆっくりどうぞ~」とのらりくらりしていましたが、今は「もっと早くあるけんのかい」と心の中でツッコミを入れるほど、出国前のモードが戻ってきました。

 

また、これだけではなく本当に嬉しいことに留学先の友人と毎日電話をしています(この友人との話はまた別の記事で!)。英語を使う時間を1日最低1時間弱確保させてもらえていることで、「英語力がどんどん落ちている感覚」がそこまでない状態で生活ができています。本当にありがたい。大好きな友人です。

 

帰国して数日は周りにいる人間がみんな日本語しゃべっていること、そして見た目もまぁ似た人が多いことにぞわぞわした感覚がありました。でも浅草や新宿など外国人観光客が多くいる場所に行ったりしていたら段々とその感覚は薄れていきました。

 

 

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とにかく私はいろんなことを気にしすぎな人間ですから、こんだけうじうじしている人も珍しいと思います。あくまでこれは私のケース。でも短い間でしたが、自国で奇妙な生活ができて楽しいです。

 

 

とにかく!

先週は、アメリカでの生活が半ば”当たり前”になっていたので、中学生から目指していた留学が終わってしまい、”過去のモノ”になっていく感覚が非常に寂しかったです。でも、もうすでに今は脳内でしか振り返れない生活だと感じ始め、留学が”過去のモノ”になりつつあります。

 

 

帰国する前から自分の留学をまとめようと努めているのですが、どこから振り返ったらいいか分からないくらい膨大で、まだまだ自分が納得する言葉でアウトプットするのは時間がかかりそうです。就活もしなくちゃいけないので、来月上旬までには…!終えたいと思います。

 

帰国してから就活中の友人に会うのはなかなか大変ですが、来週はなんとゼミの友人が飲み会を企画してくれて、それがとっても楽しみです!人と話す中で振り返りできたらと思います。

 

では!ばいばーい!

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カウントダウンアプリがついにゼロに。

 

 

 

 

 

 

春休み旅行④ ~小ネタ編~

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

ひたすらパソコンに向かって「あんなことあったな~こんなことあったな~」と1週間前の出来事を引きずっております。今日こそこれで最後!こんな感じで書きます。

 

① 人生初の飛行機トラブル

② 日本人以外との旅行

③ 写真で振り返るアメリカ面白ポイント

 

 

① 人生初の飛行機トラブル

なんと今回人生初の飛行機トラブルに巻き込まれてしまいました。これがワシントンDCの記事の最後に書いた”パンタゴンエリアに行くのを断念した理由”です。どうしてもこのことに触れたかった…!

 

簡単に言うと、当初は、8日夜に出発し、真夜中にDCに到着する予定だったのですが、1本目の飛行機がなんらかの事情で1時間半遅れ、乗り換え地点で一晩待機しなければならなかったのです。結局翌日のお昼過ぎに到着しました。

20時過ぎ発のフライトでしたが、17時頃に「20:30にする」とメールが来て、空港に向かっている19時過ぎに「20:50にする」と言われ、最終的に空港で待っている時に「21:20にさせて」とアナウンスが入り、その時点で22:15発の2本目のフライトに乗れないことが確定しました。なんせ私は経験がないもので、私は「ん⁈⁈⁈」という感じだったのですが、もっとひどい経験をしたことがある友人は淡々と「あーじゃぁ今夜はホテルだなぁ」と一言。直後に航空会社から「2本目のフライト間に合わないので、こちらでフライト変えさせてもらいました」と翌日のフライトに変更したというメールが来ました。

面白いことに他にも旅行する友人たちとも1本目のフライトが一緒だったので、みんなで小さな地域空港でだーらだらしていたのですが、その乗り換え空港に着いてからが少し大変でした。もし遅延によって私たちがDCに中に8日中に行けない場合は、「航空会社がホテルを用意するし、誰かがあなたたちの手続きを担当する」と最寄りの空港の職員に言われていたのですが、乗り換え空港に到着してもだーれも来ない(そりゃそうだ、ここはアメリカだ)

22:20頃
ひとまずカスタマーセンターみたいなところ行き、状況を説明して、「ホテルを頂けるはずなのですが…」と5人で交渉をしました。ラッキーなことに、対応してくれたスタッフさんがきちんとお仕事してくれる人でした。

彼女は23:00あがりだったらしく、トラブル担当の別の職員に電話をしつつ、デスクを片付けながら我々のホテルを確保するよう、若干嫌々ながら動いてくれました。結局、直接NYに向かう友人2人と中国人の友人はホテルをゲットしたのですが、私を含む残り2人にはどうしてもメールが届かない。ここで職員さんもう諦めるということで、電話先の職員さんの番号を我々に伝えて帰ってしまいました。

00:30頃
その職員さんには「その人から電話が来るから」と言われていたのですが、一向に来ないので、もう眠い!ということで、同じくDCに向かう友人の部屋に行きました(この時点では私たちはグループで1部屋なのかな、とも思っていたので)

また、面倒なことに2本目のフライトはあくまで航空会社が勝手に変更したので、我々は「それに乗ります」”確認”をしなくてはいけなかったのですが、アプリもサイトも何故かエラーが出て、手続きができない。しかも追加料金なしで他のフライトにも変えられるというので、もっとDCの中心部に近い空港へ飛ぶフライトに変えたかったのですが、既に友人たちの荷物は次のフライトへ動かされているとかいうので、仕方なく(せっかくもっといい条件に動かせるはずだったのに)諦めました。NYに向かっている友人たちは一回荷物返してもらってたんですよね。謎です(でも今思えばこっちが変更できる状態ならば変更できたと思ってます…うん、まぁ仕方ないけど)。

 

ということで「2本目乗れなかったらまずいよね」と航空会社のカスタマーセンターに問い合わせて、2本目のフライトの確保に動き出しました。営業時間外であるはずの日本語対応の回線があいていたので、私はこれを使いましたが、面白かったです。発音からして日本語ネイティブではない方で、おそらくビジネス言語として日本語を習得された方が対応してくださいました。もちろんコミュニケーションに全く問題はなかったですが、「あーそうですねえー」とかなんとかどう考えても接客では使わないカジュアルな日本語いっぱい出てきて面白かったです!どんどん変わっていきますねぇ、世界は!

 

そしてですね…

なんで気づいたのかは覚えていないんですが、Gmail Boxを見直していたら、23:35頃(空港の職員さんが諦めて帰ったころ)私にもホテルのメールが届いていたのです。”重要”ボックスに入っていて、全く気付かなかった!慌ててもう一人受け取っていない子に伝えたら、彼女はゴミ箱に勝手に動かされていて気づかなかったのです。

正直私は本当にもう疲れていたので、友人さえよければもうその部屋で寝てしまいたがったのですが、この女の子が「1人の部屋が欲しい」とその中国人の友人の前ではっきり言うんですよ(なんか失礼とまではいわないけど…なんかねぇ…ちょっと彼かわいそうだった)。この時彼女は朝食のチケットに関するメール(実際は航空会社から謝罪を込めて送られてきた12ドル分のバウチャー券)も受信していて、「自分たちの部屋に行かないと明日朝食食べられないよ!」ということで、深夜1時、自分たちのホテルにLIFT(Uberみたいなやつ)を呼んで移動しました。

 

結局我々は翌日の2本目のフライトは無事に乗れたのですが、NYに直接向かっていた友人たちは2本目のフライトも2回遅れ、結局当初の予定より15時間遅れて到着したようです。結果的にビジネスホテルに無料で泊まらせてもらえたし、(なぜか私には12ドル分のバウチャー券こなかったけど!)無料の朝食あったし、楽しかったです。なんせ1人でこのトラブルにあっていたら涙目でしたが、友人たちがいたし、これから何かこういった経験をしてもどうしたらいいのかが分かったので良かったです。

 

ただ、ここで思ったこと。

 

同じアジアでも、コリアンガールズたち、激強だし、怒り方が全然違う。

 

中国人の友人の部屋に移動してから、2本目のフライトの確認をしたとさっき書きました。その時それぞれが電話をして確認をしていたのですが、とにかく「私たちは何も悪いことしてないのに、どうしてホテルを用意してもらえないのか?何故?どうして?」と本当に電話口で怒り爆発だったんですね。

正直、私からするといくら相手はその組織の人間とはいえ、その人自身は我々のトラブルを把握していないし、冷静に状況を説明して、仮に怒っていても、いろんな言葉を使って「対応をお願いしたいです」というのが望ましいと思うのですが、あの時の彼女にはが見えました。中国の友人2人と「エネルギー消費するだけだからとりあえず落ち着け~」ってなだめていたのですが、もうファイヤー!って感じでしたねぇ。後日、本人に聞いたら「確かに怒ってたけど、相手が対応するのは当然でしょ!」って言われ、文化の違いを感じました。私の考え方は日本の考え方であって、韓国だと強めにばんばん!と進んでいくのが良しとされているみたい。他の韓国の友人もこんな感じでした。

 

② 日本人以外との旅行

①の話に続きます。コリアンガールズ激強事件。とにかく彼女たち、旅行先で何か分からないことがあると、自分の英語力が…とかじゃなく、本当にすぐ人に聞きに行きます!素晴らしい!私が自力で解決しようとむにゃむにゃしているうちに人捕まえて聞いて解決してきます。「これは見習わねばならぬ」って駅で迷ったときに思いました。

 

①同様、言葉がとても強いのは全日程通じて感じていました。Airbnbで少し掲載されていた情報と違ったとき、あくまで丁寧にホストに聞こうとする友人に対して、彼女たちは「違うなら返金してもらうべきよ!!」と最初からエンジン全開、喧嘩腰という感じで、非常に怖いのです。私、決して彼女たちを非難しているとかではなく、単に韓国の文化がここまで違うのかと驚いているのです。

 

キッチンにあったフライパンも「これは6人が泊まる部屋としては小さすぎる!」と怒り出し、ホストに「Your pan is too small for six. Do you have bigger one?」とテキストしようとしていたので、思わず「他に持っていますか?だけでいいんだよ」と制止するときもありました。もちろん韓国に住んでいる人みんながそうではないと思いますが、こちらに来てから知り合った4人中3人が「言いたいことは言わせてもらう!」って感じでびっくりしています。文化です。

 

しょうもないことですが、口を開けてご飯を食べたり(韓国だとそれは良いとされているみたい。日本人が音立てて麺類食べるのと同じですね)、水回り汚しても全く気にしなかったり、食べ物も遠慮なく捨てるし(アメリカにいるとみんなこの辺の感覚が狂う)…小さなことですが、やっぱりちょっとずつ我慢しなくちゃいけないことが多々ありました。何度でも言う、文化の違いなので仕方ないのです。こうやって色々なことに慣れていこう~と思いながら過ごした旅行でもありました。

 

 

③ 写真で振り返るアメリカ面白ポイント

どうでもいいけどなんか残しておきたいポイント、ここ全部まとめちゃいます!

《なぜかアメリカではバナナが黒くなることを気にしない》

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これはお店なので流石に買う人はいないと思いますが…。

アメリカって本当に不思議なんですけど、結構みんな普通にバナナ腐らせるんですよ。過去2人(3人?笑)のルームメイトも時々バナナ腐らせて、ケーキにするなり、チップスにしちゃうなりして食べる、若しくはまぁ捨ててました。流石にここまで黒いのをお店で見たのは初めてですが、日本だと黒くなり始めたら、まずい!って急いで食べますよね。何故かそれがこちらではありません。


《ディズニーキャラクター達、お顔が異なる》

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口まわりが何となく…

タイムズスクエアには大きなディズニーストアがありました。NYに着いたの夜に見つけて、寄ってみたのですが…なんか分かります?なんか違いません?ダッフィーは手作りだから一体一体顔が違う(表情が違うというべきでしょうか笑)のは知っていましたが、これは…なんだ?単にアメリカ人そんなに気にしないから生産がロークオリティーなのか、それとも日本に来るときに彼らは若干の整形手術をしたのか…?笑 どうでもいい小ネタですが、個人的に面白かったのでシェア!

 

《やっぱりアメリカは武器》

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どこのお土産ショップでも普通に売られています。

やっぱり日本は平和ボケしていますよね~アメリカでは普通に護身用としてナイフや様々な護身グッズが売られています。私の周りの友人たちも車の中にあったり、もしくはキーと一緒に催涙スプレーを持っていたりします。どこかのタイミングでブログに書けたらいいなと思っていたのでこの機会に。やっぱり日本は平和(すぎ)ですね。

 

 

《子どもたちの夢をぶち壊すキャラクター達》

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サクッと撮ったらこの後腕をがっしり掴まれて、セールスされてしまいました。

タイムズスクエアに昼夜問わずいる謎のキャラクター達。中国のパクリみたいなクオリティで観光客と写真を撮っています。そして彼らのすごいところは遠慮なく頭を外す!!!この写真にもミニーちゃんかな?顔を上げて人間の顔が見えている人いますね。よく見たら足元もただのスニーカーです。子どもたちの前にも人間のお顔が見えた状態で普通に歩く。おそらく写真を一緒に撮らせて買わせる(もちろん非公式の)集団だと思いますが、なんか…気持ち悪かったです。

 


《日本の電車バンザイ》

よく東南アジアで日本の中古電車が利用されている話を耳にしますが、その意味がよく分かる写真を貼ろうと思います。

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こういうタイプの車両と日本のように一列の椅子が向かい合っているタイプもありました。

そうでーす!椅子がかたーい!これ長時間乗ってたら、お尻いてて…ってなります。日本の電車は出来すぎですな。昔半蔵門線乗ってたらやたら電車の写真撮っていた観光客の人を見かけたことがありますが、そうね。写真撮りたくなる気持ちわかった。日本は出来すぎ。あとめちゃくちゃ揺れるので割と隣に人がいないとスライディング?(言葉が出てこない)されそうになります。

 

 

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はい、ということで、ひとまずこれで私の10日間の一生忘れないであろう旅行のながーいブログはおしまいにします。私ひそかに母親がBSの旅行番組見ている時に「学生時代にここ行ったわ~」とかしょっちゅう言っている姿に憧れを抱いていたんです。もちろんヨーロッパではないので、テレビで特集されることはほぼないと思いますが、将来、おばあちゃんになっても「あ~懐かしいなぁ」って振り返れる思い出を何個も作ることができてよかったです。

 

そんな留学生活も今日で8か月目に入ります。あと1か月弱で留学生活おしまいです。本当にあっという間だなぁ。日本、都会恋しいです。残りの学期、休みもないので、粛々と頑張ります。

 

では!ばいばーい!

 

春休み旅行③ ~NY Broadway!~

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

あーやっとここまで来られました!今日は今回の旅行の最大の目的であったブロードウェイミュージカル!!!!!ほんっっっっっっっとうに最高でした!私は7日間の滞在で4回、3つのミュージカルをトータル400ドルで観ることができました。正直私はあまり安い席でたくさん観るというよりは演者さんたちのお顔がしっかりと見える前方のお席で観たいというめちゃくちゃわがまま人間ですので、平均1つ100ドルで観られたと思うと、初心者の割には上手く出来たかなと思っています。まじめに今回は自己満記事です。120%自己満です。ミュージカル好きな人だけ暇だったらお願いします。

 

私が観たのはAladdinThe phantom of the OperaKinky Boots(×2)の3本でした。

まずはチケットの買い方から。結構いろんなやり方あるんですよ。

 

① 公式サイトでオンライン購入

これが一番確実な方法ですよね。でも正規の値段で買うので高くなりがち。中央前方プレミアムだと300ドルとかしてしまいます。しかも発行手数料35ドルとか出てきて、これなら35ドル分いい席で観たい!と思って使いませんでした。

 

② 劇場窓口で購入

これも①とまではいかなくても高くつきがちな方法です。ただし、TKTSに出ていない演目やTKTSに行けない場合(私の場合アラジンと2回目のキンキーブーツ)はこの方法で購入しました。アラジンは開演5時間ぐらい前だったので、中央5列目120ドル(本来は199ドル)で購入、キンキーブーツは週末だったこともあり、高かったですが138ドル前から4列目右ブロックの席を購入しました。

窓口だとゆっくり話しながらどの席買うか決められるので個人的には好きです。

 

③ 格安アプリ(Today's Fix)を使って購入

私は使いませんでしたが、アプリを使って購入することもできます。ただこちらも10ドル弱手数料かかります。どちらかというと数を見たい人が使うのかな…

 

TKTSに並んで購入

タイムズスクエアのど真ん中にTKTSと呼ばれるチケット売り場があります。ここでは次に行われるショー限定でチケットが格安で売られています。

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この掲示板に出ている公演のみ購入可能です。

14時公演であれば11時から、19(20)時公演であれば15時から列に並んでチケットを買います。私は1回目のキンキーブーツオペラ座の怪人をここで買いました。オペラ座の怪人は中央前から7列目ぐらいが80ドル、50%オフで買えました。キンキーブーツは1階席の最後列でしたが、劇場自体が本当に!とても小さいので、その席で70ドルはとても安いと思いました(私はわがままなので、もう1回観たいと思って結局2回観ましたが)

 

 

私は帰る前日をミュージカルデーに設定して、14時にオペラ座の怪人、20時にキンキーブーツを観ようとしたので、キンキーブーツのチケットをTKTSでは買えない(15時は絶賛公演中)ので、窓口で買いました。14時のキンキーブーツ観た友人は90ドル弱で中央6列目の席買ってましたね~うらやましい!もちろんその場で「もう少し前方の席ないですか?」とかも聞けるんですが、とにかくたくさんの人がいるのでどんどん裁かれる感覚で…ゆっくり席を選べるという感じではないんですよね。特に相手が何言っているのか分からないと(しかもマイク)きつい。

 

ということでどの方法でどの演目を観るかはかなり頭と運を使います。さぁということで各公演の感想、話させてください。

 

① Aladdin

いやぁ人生初ブロードウェイはやっぱり華々しくジーニーさんに幕開けてもらわなきゃ!と思い、12日の夜に観ました!楽しかったー!!!ただただ楽しかった!

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激近でございますね。席に座った途端もうどうしようかと思いました。

正直、自分がきちんとセリフを理解できるか心配でしたが、ブロードウェイを基にしている劇団四季のアラジンを日本で観ていたので、理解に苦しむことはなかったです。人生初ブロードウェイでの気付きポイント。


① 観客の反応がすごい
コメディ要素を含んでいる作品ということもあり、お客さんも大盛り上がり!日本では心の中でテンション上がっててもあんまり表に出さないですよね。「楽しい!→発狂」というプロセスが新鮮で楽しかったです。ジーニーさんが煽るものだから余計に…笑!

 

② 演者さんの多様性
日本の舞台に比べ、本当にいろんな人が舞台に立っていました。日本ではいわゆる細身の綺麗な女性しかできなさそうな役も、(もちろん細いけどがりがりではなく)体格的には健康的なスタイルの人が務めていたり。様々な人種の人が舞台にいて、これもまた新鮮でした。

 

③ ゴージャスな場面、やっぱりアメリカは様になるね
アラジンには時々豪華絢爛なシーンが出てきますが、本当にキラキラ、何億かかった?って言いたくなるそうな舞台セット、花火が出たり、が出たり…様になるねぇとうっとりでした。踊るたびにドレスのビーズが飛んで行ってましたねぇ。メンテナンス大変そう…。

 

④ 終演後にエイズ、子どもたちへの寄付の呼びかけ
終演後演者が直接舞台上から寄付の呼びかけをします。ある程度の金額(たった60ドル)ぐらいを払うと全員の演者のサイン入りポスターがもらえたり、何かグッズがもらえるようです。スタッフさんがバケツを持って劇場のあちらこちらにいました。これ、とってもいいシステムですね。お金持ちからお金集められるし、みんなこの時はテンション爆上げ↑↑みたいな状態だからとても効果的だと思います。

 

⑤ (結果的にこの作品だけだったが) みんな話すように歌う
これがとにかく全体を通して印象的でした。とにかく自然に歌うのです。宝塚とか四季ってなんか「今から歌うぜ…?」みたいな感じがあって、歌うときは「歌ってます!!!」って感じな気がするんですが、まぁ自然に話すように歌うので、とても心地よかったです。

 

でも!
終演直後、私が抱いた感想としては「ん?四季すごいじゃん?」でした。正直そこまで違いを感じなかったんです。「やっぱりこっちが本物だよね!すげぇ!」って言う気満々だったのですが、日本バージョンも引けを取らないというか、なんならアラジン役は四季の人の方が私は好きです。劇団四季の方がアラジンが逃げ回っているシーンとかもっとパワフルで面白かった…気がします。でも、ジャスミンは完全にこっちの方が好きです。かわいらしく、でもお姫様独特のちょっと周り見えてない感じとか、もうジャスミンそのものでした。まぁ個人的な好みですね。でも劇団四季凄いわ。

 

なにせ5列目、特等席から観られたので、終演後はテンションめっちゃ高いまま、30分以上かけてジャズバーへ一人でるんるんしながら歩きました。

 

The phantom of the Opera

オペラ座の怪人です。冬休みに友人の家でDVDを鑑賞したので理解できるかなと思って観ることにしました。なので、何が起きるのかとか出来事としてのあらすじは把握していたものの、なんせ歌が高音!!男性陣が歌う歌は逆に低音!!!直うますぎて何言ってんのかわかんなかったです。そして若干(いやかなり)全体的に音が大きい。特に近くに装置があったわけではないのですが、私にはちょっと音量大きすぎでした。

 

あと舞台セットがよく動きます。最初は舞台上にあったシャンデリアが3階席の方までぐん!っとあがったり(ファントムが動かしちゃうって設定)、火が出たり、こりゃまたすげぇ…と思わず声が出そうになりました。

ただ、前に座ってた8歳ぐらいの男の子、おそらく嫌々観ていたんでしょうね~暇すぎてよく動く&携帯いじるということで、少し残念でした。ありがたいことに隣の席が空いていたので、2幕はそちらに移動して気にせず観ることができました。

 

もちろんすごかった。みんな喉どうなっているの、みたいな人しかいなかったのですが、私の好きなタイプのミュージカルではないなと思ったのでした。ごめんなさい。

 

③ Kinky Boots

さぁ来ました!!!!!!!!!!これが私の今回の大目玉でした!!!!!!!!はい!!!!!!!!最高でした!!!!!!!!!!長いです!!!!語ります!!!!!!!!

 

まず、このミュージカル、日本でもやってますよね。小池徹平×三浦春馬コンビで。なぜか私は2016年この情報を逃していて(受験終わってるよね?何故だ?)、2019年4,5月(来月!)に再演するぞというニュースを目にして、キンキーブーツという作品を知りました。

私を知っている人は良く分かってくれると思いますが、私は少し極端な人間でして、この性格のありがたいところは[自分の好きなものは直感的にもうスイッチが入ったように探知できる]ところなんです。日本版予告をYoutubeかなんかで見て、「あ!これ私が好きなやつだ!!!!!!!!」ともう確信いたしました。

 

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kinkyって訳すと”変態”、”性的に気持ち悪い”という意味です。

だがしかし!私は留学がしたい(その時点ではまだ未定だった)。そして留学が決まり、留学後の5月に何をしているかなんて当時は予測不能でしたからチケットを買うのが怖くて諦めたんですね。でも、待って。私はアメリカに行くんじゃん。NYさえ行ければブロードウェイで観られるではないか!ということで何年越しだ⁈というレベルで、やっとの思いで公演を観てまいりました!!!!

 

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もうそんなテンション上げやがってそもそもどんなミュージカルなんだよ、って話ですよね。がっつりネタバレをしていきます(もし観る予定の人いたら全力スクロールして下さい)。

 

超一言にまとめるとミュージカルのメッセージは”その人のありのまま(その人がいたいと思うその姿)を受け入れよう”

イギリスを舞台にした物語で、主人公はチャーリーという4代続く靴工場の息子とNo1ドラッグクイーンのローラ(サイモンという”男性名”(本名)も持っています)の2人です。チャーリーが突然靴工場を引き継がなくてはいけなくなり、その靴工場の再生にひょんなことからローラが加わっていきます。”ドラッグクイーン”である彼女に最初は戸惑う従業員や、共通して2人が抱えていた父親への葛藤など様々な人間関係が描かれて、最終的にはミラノの展覧会で”キンキーブーツ”の発表をして終わるというハッピーミュージカルです。Wiki貼っておきます笑 

キンキーブーツ (ミュージカル) - Wikipedia

 

私が観た2回はどちらも完全に同じキャストさんだったのですが、ローラを演じたCallum Francisさんというオーストラリアの俳優さんがもうこの舞台の全てを持っていきました!!!!まず、ひとこと言わせて!!

 

超超超超かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

 

だってほら見てみてみてみて!!!!

www.instagram.com

 

顔小さい!!!足なっっっがい!ほっそい!!!何じゃこの体型。生まれてきてくれてありがとう、そしてミュージカル俳優になってくれてありがとう、そしてブロードウェイたってくれてありがとう(彼は今作で2か月前にブロードウェイデビューしたばかり!)、ってかローラ演じてくれてありがとう…もう観ながら心の中大発狂でございました。留学期間のいろんなこと全部忘れて目の前のかわいいローラに全部視線持っていかれました。インスタでは2人ともキンキーブーツ履いているので、身長にさほど違いはありませんが、普段はローラのみヒールなので、2人の身長差もまたごちそうさまです!!という感じなのです!

 

実は日本版キンキーブーツを観ようと試みていた際、「ブロードウェイのローラは力強いが、三浦春馬のローラは女性らしくて品があって素敵。むしろこっちの方が好き」という口コミをちらほら見かけました。確かにアメリカってこっち来てから驚いたことの一つですが、日本以上に”男らしさ””女性らしさ”を意識する国だと思っています。ドラッグクイーンが仮に「”男性”が”女性”の格好をしてそのギャップが魅力の1つである」と仮定するならば、ローラの男性的な部分をちらちら見せることで舞台は盛り上がると思うんですよね。実際に終演後、他の俳優さんのローラをYoutubeで可能な限り漁りまくって見たのですが、あえてどす低い声を出していたり、体つきが非常に筋肉質であったり、”ギャップ”をあえて作っている感じがしました。

 

でも、彼のローラはただかわいい!!!!!!肩回りこそ鍛え抜かれた男性の体って感じでしたけど、エスト細!足細!そしてかわいい!(何度でも言う)”女装した”というよりただのかわいい女性。もちろん低い声出すときもあったんですが、きれいな白い歯を遠慮なく見せて、ニコニコしながら舞台立ってて、”ドラッグクイーンを演じている”という感じがほとんどなかったんです。だから口コミを知っていた私は1回目の公演のあとに「え、ローラ、普通にかわいかったけど、あの口コミどういう意味?」と少し困惑しました。結果的に言えば、彼のローラが絶賛私好みであった、ということです。あー最高。

 

 

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彼のローラを観られたことで抱けた私の感想としては、「突然現れた男か女かもよく分からないローラをみんなが受け入れたのは、彼女自身が人として非常に魅力的で、”彼女といるとなんかいいことありそう、楽しそう”とみんなが感じることができたから」なんだなぁってニコニコしながらH&Mにおいてあるピンヒールよりも高い靴で踊りまくるローラを観ていて思いました。ローラに限らず、エンジェルズと名付けられた他のドラッグクイーンさんたちも踊りまくりでございました。私だったら歩くだけで躓く自信あり。15センチ近いヒールらしいですよ。

 

でもそれと同時に男性の格好をして工場に表れた時、男性従業員たちにバカにされて落ち込むシーン。手を前にして静かに歌っている時とても体が小さく見えたし、彼女のかわいい笑い方は自分を奮い立たせる1つの方法でもあったのかなとかとも思うし、もうとにかく全ての動き、表情、全部が完璧すぎて本当に大感謝、大ぞっこんでございます。

 

工場の従業員たちには何名か我々の親世代のお姉さま方がいらっしゃるのですが、意外とこのおばさまたちがキーだったのではないかと一人で振り返って感じております。最初は「何が起きてんのよ」って感じでローラに困惑していた彼女たちですが、だんだんと自分たちが自然に社会に影響されてきた型とかいろんな取っ掛かりをローラちゃんが外したというか、その外にあるものを彼女がなんとなく見せていたから、おばさまたちはそれこそ型が外れたように、とある曲でローラと一緒に意味不明のダンスを繰り広げたんだろうな、と。ここで工場全体の雰囲気変わったよなぁって思いました。

 

また、チャーリーに途中惚れてしまう従業員の女性がいるのですが、最終的に2人は結ばれます。1回目観た時はうまく彼が弱っているところに入ったな、なんて思っちゃったのですが、2回目舞台全体をよく見ながら見ていたら、「そりゃ惚れるな!」と見方がころっと変わりました。従業員との間に微妙な風が流れている、でも彼自身は別に悪くない、自分が間を取り持てる、そして相手は自分を頼ってくれる…惚れちゃうよね~と納得しました。笑 すごくチャーミングな女性でした。

 

とにかく友人から勧められたCHICAGOを観ようか、キンキーブーツをもう一度観ようか迷いましたが、結果的にこっちにして本当によかったです。映画も日本版も見てないけどストーリーが理解できたの単純に嬉しかったし、4列目ということでいろんなものが見えて本当に幸せでした。なんであのダンが給料返上で働くこと決めたんだろうって1回目のあと疑問に思っていたのですが、あ、チャーリーと彼女の喧嘩を聞いていたからか…とか演者がスポットライト当たってないときに何しているかとかよく見えたのです。1回目は2幕の途中から楽しいシーンだけど幸せで涙出てきて、2回目はもう全力でノリノリで楽しませてもらいました。本当に10年分ぐらいのエネルギーチャージさせてもらいました。本当に好き。今日は金曜日。日曜の夜にこっち帰ってきてからYoutubeでキンキーブーツの曲しか聞いてません。でも公式の音源は別の俳優さんのお声なのです。彼の声で出してほしい~(もともとはオーストラリアでローラをやっていたので)オーストラリアバージョンの買いたいです~!!!

 

 

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ちょっとこのミュージカルをきっかけにずっともやもやしていたことが晴れました。

(まだ話します)

 

LGBTという言葉が段々認知されるようになってきて、サポート体制も広がりつつある中、最近逆に受け入れないという風潮が生まれつつあることにちょっと意識を向けていました。彼らの意見をネットで見ていると、「もう2019年だ!多様性だ!受け入れられて当然だろ!という一部の人たちの偉そうな態度に違和感を覚える」という意見を多く目にします。

なんでそんな喧嘩腰になっちゃうのか、もしくはそう聞こえてしまうのか。

 

今まで世の中には男と女しかいないと長年信じられてきたこの社会で確かに「この枠ではちょっと自分を定義しきれない人たちは実はいます」と言われても、理解不能の感覚だし、自分の当たり前を壊されるんですから、戸惑ったり不快に思うことは十分納得できるんです。でも一方で、今こそ声をあげるときだ!と思う当事者の方々のことを思うと、あげられる分、声を上げる必要もあるんだろうと思って。どうすればいいんだろうなぁ、ってなんかずっともやもやしてたんです。

 

そこで今回のローラちゃん登場です。

終演後気づいたんですが、工場の男性従業員たちの嘲笑や、実はチャーリーが心の中に持っていた「ドラッグクイーンは自分の性別への違和感を利用したビジネス」という考えをローラは決して頭ごなしに「その考え方は古い」とか相手を罵倒したりとかはしなかったんです。もちろんチャーリーに大声でそれを言われたときは「違うわ」と一言はっきり言い返しましたが、そこでお説教をするようにだらだらと話はしなかった。

 

人はおそらく、”受け入れられて当然!”って最初から自分のことを否定された状態で話されると、無意識的にまず顔がむってなってしまうんですよね。ポイントはここだろうなって思っています。ローラは職業的に自分がどういう人か周りから見て分かりやすいという点はあるけれど、でもドラッグクイーンとしてのローラではなく、ただの人間のローラが魅力的だったから今回の話は成り立つわけで、受け入れてよ!!!!じゃなくて、ただいればいい。それこそ最後の歌の「Just Be」につながるんだなぁと。そのままでいい。そしたらもうちょっと感情論を除いたトピックにならないかなぁ。だめかなぁ。きれいごとかなぁ。酔ってるかなぁ。今はお互い自分の主張をしている!って感じがして…もっと力抜いた感じで心に風吹かせるスペース作るのって難しいかなぁ。

 

だって別にストレートの人からすれば関係ない話じゃない?とも思うのです。見知らぬ男が実は女になりたくて、男と結婚したい…って別に特に自分たちの生活に影響することなくない?みんながもっと幸せになるーそれで良くない?と思ってしまうのですが、いかがでしょうか。
法律が、憲法がーって一般人にそこまで関係する話でしょうか。もちろんその点をめっちゃ考えて、認めるとこういう問題が発生するから(その問題がどんなものかは別として)とか明確な理由があるならともかくも、みんな自分たちの当たり前が壊れることを恐れてるだけな気がしているのです。でも良く考えてみたらあんまり関係ない。 んじゃぁ別にいいじゃんと思います。みんなが幸せを感じられる社会の方が生活しやすいと思うけどなぁ。

 

だから(先月?今月?放送されていた)『家売るオンナ』で女性同士のカップルが部屋の内見している時に、売り手?に「同性愛者に家は売らん!」と言われて、女性が大きな声で反論するシーンありましたよね?(そのシーンのみインスタに流れてきて見ました。)あういうシーン、全力でやめていただきたい。余計にこの問題が変な感情と絡んで対立構造を生み出していく。マスコミさんよ、影響力を考えてくれたまえ。

 

 

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最後にミュージカル終えてからの帰り道でひたすら考えていたことを書き出しましたが、とにかく全てが◎の完璧な舞台でした”Ladies, Gentleman and those who have yet to made up their minds"…このフレーズも大好きです。何故か4/7でおしまいです。少なくともあと100年はやり続けていい作品です。

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4列目からはこんな感じでした。後ろを振り返ると、テレビが設置されていて、演者とオーケストラがずれないように指揮者の映像が流れてました。

 

ただ!前方の気前のいいお客さんたちがちょっと…でした。終盤、チャーリーが苦しんでいるの歌で、彼が必死に歌っていたらつばが飛んだんですよ。それを声出して笑っていて、ちょっと3秒ぐらい睨ませてもらいました。なんて失礼な。撮っちゃいけないはずの写真撮影もこっそりしていて(しかもスタッフさんが自分を見ていないことを確認してから撮る!駄目だと分かってるならやめなはれ!)、でも通報チックなことして、劇場にダークな気持ちを残したくなかったので、特に何もしなかったですが…こういう人本当に無理!苦手!後半凝視させてもらいました。

 

まぁそんなこともありましたが、終演後も席から少しステージ袖が見えたのですが、チャーリーとローラが肩組みながら降りて行ってて超かわいかったです。もうかわいいので動画のリンクも貼ります。かわいいんです。完璧なんです。見てください。

Sydney, help us welcome KINKY BOOTS to Capitol Theatre! - YouTube

(オーストラリアキャストでのプロモーションビデオ。これCD化してぇぇ!)

youtu.be

(UKツアーの時にブロードウェイに行くことが決まり、お祝いされている動画)

 

 

あ、そうそう。この俳優さん、私が観た時のアラジンのアラジン役の俳優さんと付き合っているんですって(なんかインスタ見てたら"将来の夫”とか言ってて、結婚するのかしら…?分からん)。しかも彼は1月にブロードウェイデビュー、彼氏さんは先月末にアラジン役でデビューということで今世界で最も波に乗っているカップルじゃないか!!と個人的に胸が熱くなりました。2人ともオーストラリアバージョンでそれぞれ主演していて、抜擢された形みたい。すごい!

 

実は演者が出入りするところに終演直後に行けば写真撮影+サインがもらえるチャンスがあったことを戻ってきてから知りました。友人が出演者と写真撮ってて、「⁈」とは思っていたのですが、勝手に劇場内だと勘違いしていました。外なんですね~。次観る時は頂こうかな…!!夢の世界の人たちだからそのままそっとしておきたいとも思いつつ、でももうなんか「あなたは素晴らしい!!!」って泣きながら飛びつきたい気持ちを堪えて早1週間生活しています。ついでに今夜中の2時半。書いててテンションおかしくなってきました。

 

この頃こんな生活しているせいで10時半からの授業に行くのがきついです。明日もギリギリに起きるんだろうな。あと今回の旅の小ネタを凝縮させたのを書かせてください。どんどん簡潔にものを語るのが苦手になっています。

 

 

では!ばいばーい!

 

 

 

 

 

春休み旅行②~NY 感想+食べ物+美術館とか~

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

はーい!今度は世界のど真ん中、NYですよ!本当に楽しかったなぁ。やっぱり都会楽しい。やることたくさん、いろんな人いっぱい。最高です。もうね、書いておきたいことが多すぎるんですよ。NYにはまた行く気がするので、将来の自分へのメモ用という意味も込めて、こんな感じで分けてみます。

 

1. 全体的な感想

2. レストラン、カフェ

3. 美術館、博物館とか諸々 (←今回はここまで)

4. ブロードウェイ!!!!!

 

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1. 全体的な感想

① 人がまーーーーーーーーーーーーーーー多いことよ

平日、時間帯問わずタイムズスクエアはロックフェスの時の観客席のような状態。特に休日の昼間はちょっと歩きにくいと感じるレベルで混んでおりました。

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夜のタイムズスクエアの明るさはやはり異常。


② いろんな人が世界中から集まってきていてもはやカオス

街中歩いているともちろん英語は聞こえてきますが、それ以外にも何十という言葉が飛び交っていて、「ここの”標準”とは何だろうか笑」となるぐらい、いろんな人がいます。おそらく北の国から来た方なんでしょう、私は着込んでいても寒いのにパーカー+短パンで歩いている人もいましたし、もういい意味でめちゃくちゃでした。

でも現地の人は見た目で分かりますね。洗練されてるというか、かっこいい、美しい。顔が整っているか否かとかじゃなくて、なんかもうみんなイケメン、美人でした。改めてスーツ最高です。ありがとうございます。


③ 信号はもはや守るものではなく、あくまで基準

私がもしドライバーだったらNY絶対運転したくないです。みんな信号守りませんもちろん車が行きかっている時は止まりますが、仮に赤信号でも今渡っても絶対大丈夫”と思えばみんな遠慮なく渡っていきます。だからドライバーの「おい!!!」というクラクションの音は多分一日に何千万回とNY市内に鳴り響いていると思います…。ドライバーは絶対信号守らなきゃいけないけど、歩行者は行けると思ったら行ってもOK☆まぁ不平等な世界だこと。なので、大きな交差点には警官が蛍光のベスト着て、常に通行整理しています。帰り際、そのクラクションの音聞きながらなんかかわいいチャペルの音にでもすればこの街大分変わるんじゃないの…とか勝手に考えてました。


④ ホームレスやっぱり多いな…

10年前ぐらい前の新宿のようでした。ちょっと歩けばホームレスの方が沢山いて、おそらく一日に10人ぐらいは見かけていたような気がします。中にはペット連れた若い女性や、人がたくさん行きかっているのに疲れて毛布にくるまって座ったまま寝ている方もいました。タイムズスクエアの明るさはやはりここにしかない明るさだなとキラキラしていて素敵でしたけども、ちょっと視線ずらすと現実が。ミュージカル観るときの列の横に立っていた方もいましたね。


⑥ まじアメリカの都市のタバコの放置はなんなの、臭い

シカゴ行った時の記事にも書いたかな⁈本当にアメリカってタバコに関する取り締まりが緩すぎる!!!!!!!!!怒!!!!

よく日本って煙草対策後進国だとかニュースで言われてませんか?そんな日本でも結構禁煙進んでますよね?私だから世界の主要観光地はてっきりもう全面禁煙なのかと思っていたら、NYとんでもない!もうそんじょそこらでみんな吸いまくり!!まぁ煙草吸うか吸わないかは個人の自由かもしれませんが、私は煙草嫌いですし、煙吸うと割と頭痛くなったりするんですね。だからもうもくもくしている道歩くの本当に嫌でした。場所決めればいいのにー!ここだけは本当に頂けないポイントでございました。ACじゃないけど、吸う人も吸わない人も心地よい世の中に、ですよ。NYは今のところ吸う人の街ですね。

 

⑦ なんかやたらアナログなところがある

世界の中心地NYでありますが、なんかやたらアナログなところが多々ありました。特に交通機関。バスは運転手さんに現金を手渡しか切符を買うかだし、地下鉄もメトロカードと呼ばれるICカードはあるものの、異常に磁気が弱い。何回もカードを通してやっと通れた~みたいな。日本のPASMOSuicaを絶賛しているイタリアの方にお会いしたことありますが、こういうことか!となりました。実際にバスの運転手さん、3.5ドルの区間なのに、おつり間違えて私2.5ドルで乗りましたしね。

 

⑧ 意外と安全な街だった

もちろん気を抜いてはいけないのですが、タイムズスクエアなんてスリのたまり場かと思っていた私にとってはNYは比較的安全な街でした。とにかく人が多すぎるので盗むにも盗めないんですかね。なんとなくこの道はやばそう、とか思うところもなかったです。なんなら駅でリュックが半開な中国の方見かけました。こういう人も歩いているくらいです。ちょっとこれは意外でした。

 

全体的な感想はこれぐらいでしょうか。とにかく煙草だけなんとかしてほしいなー…。

 

 

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2. レストラン、カフェ

おいしいハンバーガーもこっちに来てからもう十分頂いたので、あまりお金を使いすぎないようにしようと思っていたのですが、なんだかんだ一週間で120ドルぐらい使っていました。でも

まず!もし、NYに行く機会あったら行ってほしいのがここ!Lady M!

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ぼけててごめんなさい~。

これもちかさんの動画に出てくるお店(06:07~)でして、同時期にNYに行っていた友人が大絶賛していたので、「これは試してみよう」と思って行ってきました。抹茶ミルクレープ、一切れで10ドルしましたよ~(;_;)でも価値あり!めちゃくちゃ美味しかったです!この動画に写ってます。

ニューヨークに住むキャリア・ウーマンの日常!// Life of a career woman in NYC(#418〕 - YouTube

 

あとはNYと言えばピザも有名ということで、少し南の方に足を運んで大学の職員さんおススメのピザ屋さん(Bleecker Street Pizza)に行ってきました。

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この写真だと分かりづらいですが、手を広げてもそれより大きいサイズです。

一枚3ドル~5ドルで2枚食べて私は7ドル弱。安いし、美味しいし最高でした。基本的に食べ物はそりゃ和食の方が好きですが、ピザは格別です。超美味しかった。

 

また、ブルックリンの方に行ったときはちょっと時間を潰さなくちゃいけなくなって、ぶらぶら歩いていたら素敵なローカルなフードコート(Amish Market Tribeca)を見つけました。

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そもそもこんなに野菜が置いてあるのもすごい。野菜食べたかったので飛びつきました。

ちょこっとずつですが、10ドルでカニもエビも白身魚も食べられたんですよ~これは大当たり。1人でかなりテンション上がっていました。

 

そしてまたちかさんの動画載せちゃってごめんなさいね。かの有名なShake Shack。行ったことないし、大学の周辺にはないので1人は少し気が引けたのですが行ってきました。

英語で注文!本場のShake Shackで裏メニューを頼んでみる!〔#621〕【🇺🇸横断の旅 08】 - YouTube

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ついでに店内激混みで席確保に必死でした。

これで16ドル。美味しかったけど~…美味しかったよ、ってぐらいかな笑

実は他の日本人留学生がめっちゃ勧めてきた5 Napkin Burgerというところに行きたかったのですが、いろいろあって行けませんでした。いつかリベンジします。あとこれまた友人の薦めでTim Hortonというカナダのドーナツチェーン店にも行ったのですが、こればかりは本当に甘すぎ。あんまり美味しくなかったです…。

 

 

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3. 美術館、博物館とか諸々

色々なものが集結しているNYですので、いろんなところにも行きました。

① Metropolitan Museum

Central Park

③ Smalls (Jazz Bar)

④ Statue of Liverty

⑤ Brooklyn Bridge 

⑥ 9.11 Memorial Museum

Moma (Museum of Modern Art)

 

…これで全てのはず。

① Metropolitan Museum →② Central Park

アメリカ三大美術館の最後ということでメトロポリタン美術館、行って参りましたが…

 

でかすぎる…笑

 

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ついでに「源氏物語の世界」ということで平安時代の絵巻物とかが紹介されている特別展もありました。

残り二つのシカゴ、ボストンとは規模が違う。しかも(大変贅沢なことに)美術館行き過ぎて宗教画とかも飽きてしまった…。この美術館あまり印象派の作品はそこまでなかったので、印象派のところだけ楽しんで、残りは別の日に見よう(3日以内なら再入場無料)と思って半日ほどで後にしてしまいました(しかし翌日行く気になれず結局行かなかった…)

 

タイムズスクエアまでは歩いて50分ぐらいかかるのですが、地下鉄代をケチり、足が棒になっているにも関わらず、徒歩を選択しました。紀伊国屋とか無印とかブックオフとかユニクロとかなじみ深いお店もちょこちょこ見かけながら5番街をひたすら歩きました。もう足は機能しなくなっていましたが、とてもいい時間でした。セントラルパークも途中通りましたし、例のトランプタワーも目にしましたよ。

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高すぎて1枚の写真には全部は収まりませんねぇ。


③ Smalls (Jazz Bar)

アラジンを観た後の足で友人と合流してSmallsというジャズバーへ行きました。興味はあったものの、「ジャズってどうやって楽しむの?」って思っていましたが、演奏者の表情や周りの人を見ていたらなんだか楽しくなってきてあっという間でした。友人が見つけてくれたお店だったのですが、どうやらかなり隠れ場のいいバーだったようです。高かったです。以上。


④ Statue of Liverty

自由の女神さんですね。中には女神さんがいらっしゃる島に上がったり、彼女の中に入ってなんちゃらかんちゃら…みたいなのもあるらしいのですが、そこまで興味なかったので、無料で乗れるというフェリーに乗って「ほ~これが女神さん」と拝めてさっさと中心部に戻ってきました。

 

⑤ Brooklyn Bridge

よくNYに行った人がSNSのプロフィール写真に使うスポットです。沢山人がいたはずなのに誰とも予定が合わなかったので、1人で行ってきました。

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この日は雨予報だったので、降ってないだけマシでした。

橋を渡るだけで30分ぐらいかかった気がします。その後その足で9.11ミュージアムを目指しました。

 

⑥ 9.11 Memorial Museum

こちらも必ず滞在中に行きたいと思っていた場所。2001年に起きた9.11同時多発テロに関する博物館です。しかし、私ここである失敗をしました。実はメトロポリタン美術館に行ったとき、事前にオンラインチケットを買ってチェックインしようとしたらなんかエラー出てきて、受け付け行って…って少し大変だったんですね。だから今回はオンラインで買わず、その場で買おうと思ったらとんでもなかった!そもそもチケットを買うのに30分並び、そして買ったと思ったら入場は1時間後の15:30から…。ミュージアム着いたとき(13:30)にその場でオンラインチケット購入しようとしたのですが、14:30からのチケットしかなくて、「こりゃ並んだ方が早いか」と思ったのですが、その場で買えばよかった~(この隙間時間でさっきのフードコート見つけたんです!だから結果オーライ)。ちょっとこれは想定外でした。下調べ大事ちょっとこれは想定外でした。下調べ大事ですね。

 

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ミュージアム内にはビルの残骸や破片を受けて骨組みが露わになった消防車を始め、あの日何が起こったのか、そしてその後世界はどうなったのか様々な媒体を使って説明がなされていました。アメリカでは珍しく撮影禁止のエリアがほとんどでした(そういえば入るときに空港並みのセキュリティチェックがありました)。

 

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外にあったエスカレーターだそうです。

私の素直な感想を書くと、今まで私が見たことあるこういった博物館の要素を全て併せ持っているような展示に感じました。9.11でいかに多くの人の命が奪われて、混乱したか…これは広島の原爆資料館に行ったときと同じような感じ方をしました。そして載せた写真のように現物として何が起こったのか、を見ていると東日本大震災の博物館に行ったときと似ている感じがしました。広島が昭和の出来事で、東日本大震災が平成の出来事だとあえて限定して捉えてみるならば、日本人の私にはその昭和と平成の大惨事の両方をあわせたようなものに思えました。

 

もちろん根本的にこの3つの出来事の性質が異なることは重々承知しています。ただ展示を見て、肌で感じた温度として、「何か新しいものを見た」という感じは正直あまりしなくて、しっかりと展示品に目を向けることができました。ただ怖かったのは、そのフライトに乗っていたCAさんが「ハイジャックにあっている」と隠れて通報した時の実際の音声や、搭乗していた人々が家族にあてた最後の電話の音声が聞けるエリアがあったこと。冷静に何が起きているのか伝えている声やただ声を荒げることもなく家族に感謝、愛を伝える声に、自分だったらどうなるのだろうとその場でしばらく考えました。実際に帰りのフライトはかなり怖かったです(しかもアメリカンエアラインは何故か知りませんが飛行機がまぁよく揺れます)

 

犠牲になった方の顔写真や人生についてまとめられたエリアもあったのですが、世界通商貿易センターで働いていた日本人の方もいらっしゃいました。

 

Moma (Museum of Modern Art)

よくニュースで見かけるニューヨーク現代美術館です。なんと毎週金曜日の16:00-20:00は入館料が無料(普段は学生14ドル)ということで、そこまで現代アートに興味はないので混雑承知でこの時間に行ってきました。なんとユニクロがお金出してこれは成立しているらしいですよ。柳井さんすげぇ。

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日本人の方の作品。 ……さて、”美術”とはなんぞや…?笑

大きなモネちゃんも発見しましたよ。人がいない瞬間を狙ってパシャリ。

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ただみんなも写真撮りたがるから近づいてじっくり…は不可能。笑

 

ゴッホさんの有名な絵のところには三十ぐらいの人の輪ができてました。あまりにもごった返していてゆっくり絵を観るという雰囲気ではなかったですが、いくつかかわいらしい作品も見つけられたのでこれはこれでまた良かったです。

 

 

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案の定、なかなかの長さになってしまいました。しかし私の今回の旅の目的、ブロードウェイにまだ触れておりません!!!!!!!!次に回します!!!!!!

 

 

では!ばいばーい!

春休み旅行①~Washington D.C.~

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

あと1週間ちょっとで新年度ですね。気がつけば大学4年。本当にあっという間です。まわりが就活で頑張っているのを耳にする度、長い学生生活がもうほぼ終わりなんだということをひしひし感じます。

 

私は春休みを利用してワシントンDCNYに1週間弱旅行に行って参りました!大学がある街の田舎具合に飽き飽きしているので、久しぶりの都会、とても楽しかったです。実は昨日の夜全部書いたのに、突然寮のWifiの調子が悪くなって全部消えました!悔しい~もう1回書きまーす。

 

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今回の旅行はこちらで出会った留学生たちと行きました。中国人の男の人韓国人の女の子、そしてNYのみもう1人韓国の子と、同じ大学から来た日本人の子とミャンマーからの留学生です。結構大きなグループになってしまったので、DCこそは3人で動いていましたが、NYは予定があったら一緒に動くというスタイルで、私は基本一人旅になっていました。やはり日本人じゃない人と動くと色々思うことありますよ~…別の記事で書きますね。今回はDC編!

 

 

*03/09

お昼過ぎにAirbnbに到着して、まず何故か2人がとてもラーメンを食べたがっていたので、Bantam King というラーメン屋さんへ。

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上から目線でごめんなさいですが、普通に美味しかったです。ちゃんとスープとってる!って感じがしました。

でもこれでいくらだと思いますか?…チップ入れて17ドルです。今の円相場だと2000円近いと思いますねぇ。たっっっか笑。煮卵とかメンマとか他の具をトッピングしたら20ドル余裕で超えますね。

 

お腹いっぱいになった後は国会議事堂(The United State Capital)へ。曇りなのが少し残念ですが、とりあえず見てきました。

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警備員さんが数人はいましたが、それだけでした。

 

その後は入館料が無料だという恐ろしいNational Gallery of Artへ!アメリカの三大美術館に比べれば規模としては小さいですが、でも私今回の旅行ではここが一番好きでした。でも、この日は閉館まで1時間ほどしか時間がなくて、帰り際に「ん⁈印象派あったの⁈」と気づいたので、翌日も来ることにして去りました。

 

*03/10

DCは本当にある一か所にほぼすべての有名建造物が集結していました。なので、Airbnbを出発してからは徒歩で一気に見るべきものを見ていきました。「人民の、人民による、人民のための…」でかの有名なリンカーン大統領の像(Lincoln Memorial)。

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ちょっと大きすぎて…「リスペクトしましょう。騒ぐな」と立て看板がしてあったのがちょっと面白かった。

その後は朝鮮戦争で犠牲になった米軍兵を祀ったKorean War Veterans Memorial第二次世界大戦に関するWorld War Ⅱ Memorial、すぐ近くにあるWashington Monumentとガンガン見ていきました。せっかくだから徒歩10分ぐらいのところにあったキング牧師の像(Martin Luther King Jr Memorial)にも行きたかったのですが、残り2人が全く興味なさそうで…諦めました。

 

今回のことに限らず、授業を受けていても感じることですが、アメリカにとってパールパーバーの攻撃って本当に私たちが思っている以上にインパクトが大きな出来事だったのだと感じます。World War Ⅱ Memorialにもパールハーバーに関する記述がしっかりとありました。私も小学生の時から「日本が事前予告なしにこれを実行したからアメリカの堪忍袋の緒が切れて第二次世界大戦が本格的に開戦した」と習いましたが、私たちが肌で感じているよりも、アメリカはもっとパールハーバーに怒りを覚えていて、この点はずっとこれからも引き継がれていくんだろうなと思います。あえて言うならば日本人にとっては広島、長崎でしょうか。それぐらい大きなことのように、誰かにはっきりと言われたわけではないですが、感じています。

 

その後はどうしても行きたかった、ホロコースト博物館(Holocaust Museum)へ。

どうしてアメリカにホロコーストの博物館が?と思ったのですが、第二次世界大戦後にアメリカが再生の中心国となった(日本のGHQのように)から、資料をたくさん持っていて、それがきっかけで建てられたようです。

 

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こちらも入場料はかかりませんでした。子どもたちが多く来ていたことも(社会科見学か何かかな?)印象的でした。

はっきり言って想像以上でした。小学生の頃にアンネフランクの日記を読んでなんとなくホロコーストとは何なのか分かっていたつもりでしたが、とんでもなかったです。まず入ってすぐに人間の死体がそこら中に散らばっている写真が大きくばん!と視界に入ってきました。人が殺される瞬間の映像や、「これ、人間の頭…?」と顔をしかめたくなる写真もありました。

 

こちらに来て日本では気にしたこともなかった”人種”という概念がいかに人間を歪めて、単に無辜な人々の命を奪うということだけではなく、その人々が持つ尊厳や感情、全てを徹底的に否定して、人間が考えうる(もはやその範囲を超えた)最悪な方法で、事実としてこんなことが行われていたのかと思うと、本当に涙を堪えるのが大変でした。冷静に考えてください。”調査”と名乗って公的な機関が人の骸骨のサイズを測ったり、「××人であるか見分ける方法」が教科書に載っていたり…今考えると、「なんでこれが正しいこと、異常なことではないと思えるの?」って思ってしまいますが、それは今世界が前例にないレベルで平和的な前提を共有している(あくまで”前提”、”理想”の話ですが)からであって、同時はこれが当たり前のように行われていたと思うと本当に言葉を失います。

杉原千畝さんをはじめ当時ユダヤ人を救おうとした人々も併せて紹介されていました。

 

奇遇にもこの日は東日本大震災の前日(日本時間はもう11日)だったので、何か気持ち的に落ち着いていなかったこともあり、今自分が海外にいるからこそ感じる、家族や友人と突然別れさせられることの惨さをより感じていました。

 

その後はちょっと暗い気持ちを引きずりながらWhite Houseへ。「ほぉーここのあのおじさんがいるのね~」なんて思っていたのですが、なんか突然後ろから大きな声が聞こえてきました。チベット自治区に関するデモ行進でした。

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中国人の友人曰く「中国国内でそもそもデモとか出来ないから、こうやって外でやるしかないんだ」ということだそうです。

ただ、その友人が非常にこのデモに不快感を示したので、さっさとホワイトハウスは去りました。本人は「別にチベットが中国の一部だろうがそうじゃなかろうが俺に直接関わることではない」と笑っていましたが、結局この日一日口を開けばこの問題ばかり話していて、彼に与えた衝撃はなかなかだったようです。

 

そして、遅めのお昼(Old Ebbitt Grill)へ。

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オバマ前大統領もよく来ていたとかいうレストランらしいですよ。

ハンバーガーを頼んだのですが、今まで食べたことのない、なんか面白いバーガーでした。そもそも千切りキャベツをバーガーに入れているの初めて見たし、味も少しスパイス効いている感じで…アメリカンな感じではなかったです。Curry Lentil Burgerというらしいのですが、ほのかにカレー味はしました。個人的にはパティももう少しかたいのが好きですが…まぁ面白かったので良かったです。

 

お腹いっぱいになった後に前日も行ったNational Galley of Artへ。前日見損ねた印象派のお部屋をぐるぐるしていました。本当にすごい。印象派めちゃくちゃ充実していました。

 

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今回のお気に入りは右から2番目の絵。とにかくかわいい。

 また、驚いたのがこの絵が展示してあったこと。

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ゴッホさんの絵はなんか天才すぎて苦手なのですが…。

 実は私、中学3年の時、この絵を使って夏休みの課題に取り組んだのです。なんか自分で好きなテーマを選んで論じる課題だったのですが、確かオープンしたばかりの国立新美術館(だった気がする、六本木の)に祖母と行き、この絵の裏話をオーディオから聞いて、色々書いたのです。母が私の感想を面白がってくれたことで何故か鮮明にこの絵は覚えています。まさかDCで再会するとはねー。

 

そしてそしてこちらも。

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何故かこのお父さんに中3の私は異様に惹かれたわけです…笑

モネちゃん、ルノアールを堪能して、お土産ショップ行ったときに衝撃!!ゴッホさんの絵と同じ特別展で見た私の大好きな絵のポストカードが置いてあったのです…!!!当時お金がなかった私はパンフレットを切り取り、上手く加工してブックレットとして使用していたのです。「え、パパ見てないよ⁈」とテンションがその場で急上昇し、急いでどの部屋にあるのか探す旅に出ました。でも全く見つからないので、係員さんに聞いたら「んー受け付け行って」って言われ、受付の人には「76番の部屋ね!」って言われ、76番の部屋に向かったのですが、まさかのエリアは準備中でクローズ…!!(係員さん把握していないあたり超アメリカ笑) 日本にまたいつか来てくれることを待つしかなさそうです。 当時100円(150円?)もケチって買えなかったポストカード、今回は買えました。

 

*03/11

真夜中に政府広報HPを使って東日本大震災追悼式の中継を見ていました。ホロコースト博物館のところに書きましたが、海外に(期間限定であるものの)住んでみて、当時東北出身で留学や仕事で海外にいた人もたくさんいたんだろうと思うと、本当に考えることがいっぱいありました。

 

寝てからはNYへ!ということでアムトラックという小汚い、安い新幹線みたいなのでNYへ向かいました。

 

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NYの前哨戦と考えていたDCでしたが、とても楽しい3日間でした。ただ、私たちとあることが影響してパンタゴンエリアと呼ばれるところへ行くのを諦めざるを得ませんでした。なぜそうなったかは長くなりそうなので、小ネタ編にでも回そうと思います。

 

次!NY-!

 

では!ばいばーい!

さぁ”あの壁”どうなった?②/アメリカ生活6か月目

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

まずトビタテ10期、合格された方おめでとうございます!私の友人も無事合格しました!多様性は人数絞られたんですよね。理系との差がどんどんついていく…最後に壮行会控えているトビタテ生の皆さんにメッセージあるので、スクロールして頂いてそこだけ読んでいただけると嬉しいです…!

 

さぁ今日は、【あの経験で私にどんな変化が起きているのか】を軸にこの1か月を振り返ります。今までで一番自分の気持ちをつっかかりなく言葉に出来るか自信がありません。正直、①の記事もまだなんかひっかかりを感じているので、今後も編集していきます。※10,000字超えちゃってます!気持ち悪い!

 

 

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ちょっと本当にどこから言語化すればいいのか、分からないのですが、まず私のこの1ヵ月のスケジュールはこんな感じでした。

 

01/11 引っ越し 

01/14 春学期開始

02/01-02 とある日本人女性の方のお宅に一泊…①

02/04 「もう無理」と図書館で泣く

02/05 先輩と電話…②

02/06 引っ越しAgain

02/23 今日に至る…③

 

まず一つ言えることは、1月って学期始めってことなんですよ。やっぱり先生に「英語まともに使えない人間があなたの授業取ります~お邪魔します~」ってことで先生のオフィス通ったり、どんな感じで授業受ければいいかとか、学習スタイルを確立するのに時間がかかるんですよ。私はこれが安定していないとなんかそわそわしちゃって無意識にストレスを感じちゃうんですね。どれぐらい予習復習が必要な授業なのかを把握したうえで、なんとなく週のスケジュールを頭の中に思い浮かべていたいタイプなんです。要するに、こういうことにエネルギーを使いたい時期に他のことで頭を悩ませてしまったということです。

 

やっぱり出来事ごとに分けて言葉にしてみようと思います。

 

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① 02/01-02 とある日本人女性の方のお宅に一泊

→【アメリカには表裏、公私が(ほぼ)ない人が多い】

私は普段、日本語を学んでいる現地の学生と日本人(留学生+周辺にお住いの普通の日本人の方)が集まって日本語の練習をしましょう!という、学校の図書館で行われるイベントに毎週参加しています。たまたま近くの席に座ったことから、隣町のお住いの日本人女性の方(私の祖母より2歳年上)とちょくちょく話すようになっていました。その方が今回「今週末私のいらない服あげるから、泊まりに来なよ」と誘って下さいました。これもまた面白い経験になるかなと思ってお邪魔させていただくことにしました。ついでにお洋服は絶対感覚違うって…って思っていましたが素敵なお洋服ばかりでほとんど頂きました。

 

色々とこのおばあちゃん(というとすごい違和感あるのですが…)のことも書きたいのですが、サクッというと、70年代にアメリカに引っ越してこっちで結婚&働いて、今はリタイアしている80代の女性です。おばあちゃんっていうほどなんかかわいらしい方ではなくて…笑 思ったことをこれでもかというぐらいまっすぐ仰る、仮に人が作ったこった料理でも気に入らなければ「これ好きじゃないわ」って作った本人の目の前で言い切るぐらい、竹を割ったようなお方です。私でも最初は「怖」と思いましたが、(特に政治の話させると考え方が強すぎて、うぇいってなる)表裏が全くないので、今は楽しくお話させてもらっています。

 

ということで、普段は行かないオーガニックストアで買い物をして、豪華なご飯を頂いていたのですが、食事中「普段はどんな所に住んでるの?」なんて仰るので、この一件を全部話したんですね。彼女も私の状況には驚いていて、アメリカ人そんな悪い人たちばかりじゃないのにねぇ…そんなひどい環境にいるとは知らなかったわ」と同情してくれました。

そしてお話の中で「確かに!」となったのが、アメリカ人は本当に本当に表裏がないわよね」という話。以前のブログで私がPDA(人前でのいちゃつき)が苦手という話をしたと思いますが、ルームメイトたちからすれば公も私もないわけで、「自分がしたいことを実直にしているだけ」に過ぎないんですよね。だから壁が薄い、隣に聞こえると分かっていても部屋で情事に走るし、図書館でも平気でキスしているわけです。確かに彼女に言われて気づいたのですが、こっちでは痴漢とか盗撮とか〈じめじめした犯罪〉ってほとんど聞かない気がします。みんな自分の欲をどーんとまっすぐ自分の目の前に置くものですから、日本人みたいに心の中にある欲を言わずにひそひそこそこそ…みたいなものはない、と。確かに現地の友人が電車の中での痴漢に関するニュースを見て、すごい驚いていたのを思い出しました。「え、痴漢の何にそんな興奮してるの?」って思いましたが、そういうことか!と繋がりました。

 

だから話を戻すと、ルームメイトたちも私がいようがいまいが生活はほぼ変わらなくて、私が不快に思っていることも多分理解できない、「え?なんで?なんか邪魔した?」って感じなんだと思うんですよね。

 

他にも色々なお話させていただいたのですが、話がどんどん逸れていくので今日はこの部分だけにしておきます。何度も書いているように、そもそも彼氏を住まわせることはルール違反なんですが、ちょっと私とルームメイトでは感覚が本当に異なることを改めて認識したので、書いておきます。

 

② 02/05 先輩と電話

→「私は本当に不寛容な人間であること」

前回のブログで書いたように、RDとの面談をした日の夜、学部ゼミの1個上のゼミ長さんと電話をしました。私も勝手に騒動の渦中にいる感覚で、誰かに状況を話してみたかったので、すごい勢いで先輩にこの一件をうわーっと話したんですね。すると、本当に驚きました。全部聞いた先輩が一言、

 

「めっちゃ不寛容じゃん」※私がですよ。

 

って笑いながら言ったんです。……笑 

何度も書いているように、大学の友人には戦えばかり言われるし、今留学している友人たちも頑張って直接言うしかないよねぇというムードで、まさか先輩にそんなこと言われるとは思ってなかったんです。だから最初、先輩ながら”コイツ、何言ってるんだ?”と普通に思いました。

 

先輩はまずなんで二度もそんなにルームメイトに関してトラブルを抱えているのか疑問に思ったようで、その原因を聞いてきました。1度目(秋学期)は、本当に小さなことの積み重ねだったんです。

 

〈秋学期 / 最初のルームメイト〉

1番最初は私の勘違いで、彼女がチェックインした日でした。彼女がキッチンに買い込んできた食べ物とか沢山無造作に置いてて、ひょんなことからそれを片付けていいものだと勘違いして、整理してたら「私のものに勝手に触らないで」ってぴしゃりと言われ、一気に怖くなったんですね。あの目、怖かったなぁ。

その後は私がお土産であげた日本の歌舞伎揚が気に入らなかったんですね。気に入らないことは別にどうでもよくて、私があげた数日後に何も言わず私の棚に戻されていたことにちょっと驚きました。「あ、ありがとうどころか何も言わずに無言で返すのね…」とショックを受けちゃったんです。これが文化なのか、人なのか分からなくて友人たちに話したことを覚えています。

また、私は洗い物が何日もたまっているのはあまり快くないので、「出来たら早めに洗ってくれると嬉しいな」とある日伝えたのですが、1週間でその願いはもう駄目になり、

その後も彼女はキッチンを毎日使うのですが、掃除をしている様子は見たことなく、私が耐えきれなくなった時に掃除する感じでした(今思えば掃除してくれって何度も伝えるべきだった)

あとは私の食べ物勝手に使われたり、「食べ物 "貸して"」と言われたのに結局返されなかったり…まぁ他にも沢山色々もやもやポイントはありました。

 

彼女からすると、私がバスルームの掃除をしないこと(していたんですが、彼女が部屋にいない時にしていたことが多かった)私が英語を理解できなかったことが不快だったんでしょう。

彼女はあまり社交的な人ではなく、個室に籠ってしまうので、私自身もどのように声をかけたらいいのか分からず、何年生の何専攻の学生なのかも知らずにお別れしました。私は"声かけてね”みたいなメッセージを込めて、部屋のドア開けておいたりしていましたが、今思えばそんな「察する文化」ってこっちでは通じませんから、意味なかったわけです。

 

そのうちお互いもう仲良くなることを諦め、ぶっきらぼうに生活するようになりました。でも私はもう1学期間、部屋にいる間に緊張感を覚える生活を送るのは嫌だったので、ダメもとでHousingに部屋変更のお願いをしたら、出来ることに。

 

正直、彼女が悪い人とは全く思ってなくて、今思えば言葉にしなきゃアメリカの人って分からんのに、怖がってやらなかったりとか、私自身もニコニコしているタイプじゃないですし、近寄りにくい雰囲気出してたと思うんですよね。ましてや秋学期開始当初は英語での生活に疲れて、部屋ではぐてーっとしていたと思いますし。

 

だから先輩は、私が洗い物洗ってほしいことを丁寧に伝えたと言っても、「言い方じゃなくて、表情でしょ。どうせ怖い顔してたんでしょ。ってかそもそも洗い物ごときでさ~不寛容だなぁほんとに笑」みたいな調子でした。

 

ついでに、この時の私のような日本人留学生をうまくまとめた動画があります。留学経験者、留学中の人は面白いかも。何度も何度も伝えるべきだったんですよね~ホントに。

「もう日本帰りたい・・・」と海外生活で苦労する日本人の特徴とその理由 - YouTube

 

〈春学期 / 2人目のルームメイト〉

色々あったことはも既に書きましたが、先輩のポイントは”きちんとルームメイトたちと関係作りはしたのか?”ということでした。「彼氏が部屋にいるのは嫌」の一点張りじゃなくて、その彼氏さんがどんな人なのか、とか世間話のようなことはきちんとしたのか、と。

 

結論から言うと、ルームメイトとは何度か話していましたが、彼氏さんは1人の時は部屋に籠っていますし、キッチンにいるときは彼女と楽しそうにしているので割り込む気にもなれず、きちんと話したことはなかったです。今、私は"1人で籠っている”と書きましたが、先輩曰く「それもあなたが話しかけにくい、その場にいにくい雰囲気を出していたからじゃないの?」って。

 

まぁ本当にそうだろうなぁと思います。最初こそ「彼氏さんか、よろしくね」みたいな感じで挨拶もしていましたが、一度挨拶を無視されてから「なんなん」って思ってしまい、その後彼に対しては割と心を閉ざしていました。

 

「そこでしょ、うまくいかないのって」

 

と、まぁもう心がズタボロ状態の私に(私がそういう状態であることも分かったうえで)遠慮なくぐっさぐさと原因を突いてきたのです。

 

とにかく【今回の事件のきっかけ、原因はルームメイトにあるが、解決方法としてもっと私にはできることがあった】ということ。

 

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それから先輩は「真面目な人って不真面目な人に不寛容だよね」と自分もそうだったから、とどんどんボールを投げてきました。「真面目な人は、こうあるべきとか世間体とか、いろんなもの気にしてがんじがらめになってて、なんかほんと、死に急いでるよね~~笑笑笑」って。笑 そうか、私は死に急いでるのか、と本当に遠慮なく私の壊れている心を踏みつぶしてくる先輩にもはやありがたささえ覚えてきました。

 

なんかいっつもニコニコしている女の子とかまわりにいませんか?私はそれができないのですが、その話もしていた時、私が冗談で「じゃぁ私明日から鏡目の前に置いて練習しなきゃねぇ~」って一言言ったら、「そこだよ」ってつっこまれ、「そうやって人を下げて見てるからそういう不寛容な態度になるんだよ」って言われてしまい…。そんなつもりまったくないんですよ、でもそんな感じで受け取られるんだ、ってまぁショックっちゃショックなんですが、なんか驚いてしまいました。

 

先輩の友人曰く、「いわゆる不真面目な人は”今、自分がこれをやりたいからこれをやる”という考え方をするから、テストが明日あろうが今お酒を飲みたかったらお酒を飲むんだ」と。聞いていて、まさに私の弟だと思いましたが、感性で生きていると。そっちの方が何百倍も楽しい人生だよね、と。私に卑屈という言葉を最低でも10回以上繰り返して言ってきて、「今はこれをやるべきという論理じゃなくて、単純にやりたいことやりなよ」と。「これやれば不真面目な人の気持ちもわかるようになるって」って。

 

 

だから、私はルームメイトとは別に喧嘩はしたくなかったので(というか本当にしたくなかったので)、この日は部屋に戻った後、RAに連絡して彼氏を"通報”しなくちゃいけなかったのですが、やめました。そしてその後もそれを意識して生活して、

本来は4ページ書かなきゃいけないレポートを「3ページだと勘違いしてました~」ということで2.5枚で提出→遊びに行く ※結局その後違うレポート出していたことが判明して締め切り2分前に3.5枚分書いて提出しましたが…笑 この時の罪悪感&解放感はすごかった。

本来は明日締め切りの課題を今本当にすべきだが、他の大学から来ている日本人学生のインターンの相談に乗りたいから→課題すっぽかして3時間相談に乗る ※結局課題終わらず、次の日の授業1つサボる。

もう色々疲れたから一回ネジ外して酔いつぶれたい→結構な勢いで飲んでみた。お酒全然こっちで飲んでいないので小さめのボトル2本開けたらもう酔った。笑

 

とかやってたら少しだけ自分が変わったような気がしています。実際に同じ大学から来ている他の日本人留学生、今でも彼らは変わらず近い距離にいるようですが、以前は「まじ毎日日本語使ってなんのためにここまで来たの?」ってトゲのような気持ちを抱いていましたが、今はそれが消えました。

 

 

よく中学校の先生が「強く、しなやかな女性に」と仰っていて(※女子校出身です)、「”しなやか”ってなんだろうか」と8年間考えていたわけですが、こういうことか!と、理性(論理)感性の2つのモードを持っている人間のことを指すんだな!とやっと答えが見つかった気持ちになったのです。

 

 

でも、このブログは論理ベースなんですよね。どう言葉にしたらいいのか分からず、頭捻らせながら書くので、感性モードダウンロード中の私が論理モードに浸っていいのか分からず、悩んでたら2週間たったわけです。 ※先輩には、「思ったままにブログも書いてみたらいいじゃん」とご提案を頂いたのですが、将来振り返った時に「???」となるので、自分のノートにうわぁと書き出したのを大切にしまっておいて、ここには整った文章の方を載せておこうと思います。でもやっぱりすぐ記事にすべきだったな…書いててしっくりこなくて今とってももぞもぞしています。

 

 

自分の短所を今まで一番家族以外の人にド直球で何度も言われて、もう反抗するとか不快に思う隙も無く、自分を縛っていた鎖のようなものを全部先輩に破壊して頂いたような気持ちで、とても気持ちが楽になりました。

実際に、論理でルームメイト事件も考えていて、自分の限界を超えてしまっていたわけです。感情で物事を考えることに少しずつ慣れていきたいです。

 

〈補足〉

この話を留学中の友人、現地の友人数人に話しましたが、みんな「あなたはよくやったわ」、「なんか厳しい先輩だね」という感じです。先輩は留学経験者ではなく、アメリカのドミトリー事情は知らないので、遠慮なく言ってくださったと思ってます。知っている人だったらそんな意見は持てないので…。でも留学という枠を超えて私の痛いところを沢山ついてくださって私は感謝してます。人たらしの一見へらへらしている先輩です。

 

③ 問題が”解決”して思うこと

→「あういう状態になると私は機能しなくなる」

〈お部屋を変えられるまでの1か月〉

簡単に言うと、私この1か月で自分の限界を学んだなと思っています。お前その程度なのか、と言われちゃいそうなんですが、こんな程度でした 笑。というのも、今思うと割と心が壊れつつあったんですね。

 

まずは友人関係。この問題はあくまで”私とルームメイト”の問題なのに、時間が経つにつれ、友人たちへの信頼も失いつつあったんです。アメリカ人の友人にこの話をすると百発百中「パンチしろ!」「戦え!」「あなたならできるよ!」とかそういうことばっかりで…本当にみんな強いです。”私はパンチもしたくないし、ルームメイトには伝えているのに状況は変わっていないのだよ…”と心の中で思うも、それを言うエネルギーもなくなっていき…そしてそのうち現地の学生に色々この件に話すのをやめてしまった。誰に話せば友好的な解決策が見つかるんだろうって思っていました。

 

そして、勉強。まともに集中できなくてやらなきゃいけない課題が溜まっていき、自己嫌悪が進んでいきました。日本と違いこっちの大学は週に複数回同じ授業がありますから、1週間ほおっておくだけで大分遅れを取るんですね。「あーもう分からない…半年近くいるのに未だに授業理解できない…」とテンションも下がり、気を抜くと授業中に”いつまでこのストレスを感じればいいんだろう”って涙が出てきたり…。 

 

さぁ、このストレスがどこへ向かうか。そう、食べ物です。お腹も空いてないのにやたらと料理してずっと食べてたり、友人が持ってきた食堂のスイーツをさぼるように食べてました。要するに太り、肌も荒れる。毎日シャワー浴びている時に「なんのためにここ来たんだろ」って帰国して母に会える瞬間を想像しては泣くのを堪えていました。今では見たことないお肉が顔についてるし、ゆるゆるだったジーパンもなんかベルトなしで履けます。ひぇー。

 

本当に心が疲れちゃって実際に悩んでらっしゃる方もたくさんいるからこういう場で言葉にするのは少し悩みますが、人間ってこうやって精神が弱って行くんだなって、最終的に1人部屋に移れて、問題が”解決”したときに思いました。

 

〈お部屋を変えられた後のここ2週間〉

しかし。

問題が解決したにも関わらず、未だに若干引きずっております。

まずは、溜まっていた課題を消化することに必死で息をつく暇がなかった。秋学期に比べ、難しい授業を取っているので、どれもなんか「このやり方でいけばなんとかなるな」みたいな手ごたえが掴めず、不安な日々が続いていました。学期はじめでただでさえ落ち着いていないのに、バブルパンチでした。

さらに、ブログで振り返りをしていいのか分からず、心のもやもやが続いたこと。先輩との電話で”論理で振り返ること”が自分をがんじがらめにしているんだ、と思って、心の整理つけたいのにつけていいのか分からない…という感じで気持ち悪い状態が続いたこと。

そして、何よりこの一件で私の体力を割と全部使ったこと。もう異国の地で踏ん張る力があまり残っていないというか、秋学期これぐらいに課題に追われてても、あーとかうーとか言いながらなんとかやってたのに、もう今はいとも簡単にぽきっと折れて、お空を眺める…みたいな状態になってしまったんです。トビタテの友人には「まぁ海外に慣れれば変わるんじゃない?」とか言われて、「おそらくそうなんだろうなぁ」と思いつつ、なんか…うん…でもこのよわっちい自分をどう変えればいいんだ、ってずっと悩んでました。

 

しかし、4日前からなんかちょっと元気になっています。

勉強もなんとかなりつつあり、今こうしてブログを書いてることもその理由だと思いますが、それ以上に自分の生活スタイルが安定してきたからです。”そういえば…”と思って、留学開始当初のカルチャーショックってどう乗り越えたかなと考え直したら、日本語の先生のお力もあって生活スタイルが安定したから抜けられたんだ!ってことを思い出したんです。だから、お昼を部屋で食べた後は、18:00,19:00あたりまで図書館で勉強して、ご飯食べてシャワー浴びて、20:00, 21:00に図書館に戻り、日付変わる頃に戻ってきて、寝るという流れを毎日繰り返しているんです。もちろんイベントとかがあると違う動きになりますが、これが土台です。土台ができると気持ちが安定します

 

あとは、自分の生活に新しいスパイスを加えようと、ベッドのマットレスをベッドから下ろしました。笑笑笑 自分でも声出して笑いながらやったのですが、私の部屋のベッド異常に高くて、よじ登って寝るんですよ(イメージとしては2段ベットの上の部分の高さです)。だから下に入れても全然スペースあるんです。お布団派の人間なので、目が覚めた時天井や外を眺める感じが懐かしくてハマってます(そしたら昨日二度寝してあやうく授業遅刻するところでした)。あとはシャワー浴びている時、立ったまま洗うのではなく、少し座ってみること。アメリカだとシャワーって”体の汚れを落とす作業”って感じで、リラックス空間ではないんですよ。だから狭いし、洗面器とかもないんですね。でも数分だけでも座るだけで全然違う!!!!なんかわからないけどリラックスできるんです。シャワーにあたりながら、2分ぐらい目を閉じてゆっくりするだけで気持ちがだいぶ異なることに気づきました。

 

文字にしてみると、ばかばかしくも思えるのですが、こういう小さな変化があるだけで私って結構コントロール効くんだなとまた自分のこと勉強しています。

 

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ここまでの長い長い自分語りに目を通して下さった方、ありがとうございました。

とにかく思ってもみなかった経験をしたわけですが、今後の人生で少なくとも日本で生活をする限り、見知らぬ他人カップルと同棲することはないでしょうし、なにより、「こういう状態、気持ちになると私はだめになるんだな」というのを感覚的に学べたこと、そして自分が異様に人の100倍ぐらい優しくない、不寛容な人間であることを自覚できたことは今後の財産になると思っています。「2人に感謝☆」というほど強がる気もないですが、無駄な経験ではありませんでした。そして何よりも今後の飲み会の鉄板ネタに出来る気がします。やっぱりそういう意味では感謝するべきか。ありがとう。

 

そして、もう一つ言えることはトビタテありがたいってこと。ここ強調したい。

先輩とのエネルギッシュな電話の後に、トビタテの友人と電話したことは前回のブログに書きましたね。この件に関してメッセンジャーでずっと相手をしてくれていたから、私は自分の呼吸を幾度も整え直して、この嵐をなんとかすることができました。風の抜け道じゃないけども素直に話せる留学中の友人がいることは本当に大きい、ありがたいことです。

前回のブログあげた後も事前研修一緒だった友人から「まじで大変だったんだな」とリアクションをくれて、こういうつながりが留学生活の大事な支えだし、新しい気付きを与えてくれたりするんです。来月に壮行会控えている方、地方だと特に大変だと思いますが、是非行ってください。ずっと話聞いてくれてた友人とは壮行会で出会いましたから。そして是非素直に自分がすごいなって、友達になって頂きたいと思う、素敵な方と出会って欲しいです。もちろんトビタテは大きなコミュニティで中には「????」みたいな人もいますが、数人でいい。支え合う仲間を得られるそのありがたみを今、本当に感じています。何度も言う!トビタテのイベント、行ってくれ!!!!!

 

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さて、

今後の予定としては、来週に中間試験が3つありまして、それが終わったら3月にはD.C.とNYに友人たちと行く予定です。今はこれが本当にすっごく楽しみです!!!ブロードウェイにも行く!!!NYで発見あったら、また書きます!

 

昨日で渡米して半年でした。今日からまた新しい日々だと思いまして、試験モードに気持ち切り替えていきます。本当に色々と話聞いてくれた先輩、友人の皆さん(?)ありがとうございました!

 

 では!ばいばーい!