(ほぼ)海外初心者によるアメリカ トビタチ日記

準備から帰国後までの全てを詰め込む トビタテ生による米国留学奮闘記

トビタテ8期 壮行会に行ってきた話。

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

昨日、ついに!待ちに待ったトビタテの壮行会に行ってきました。
今日は長いです…。いろんなことを感じました。

 

まず、トビタテには、奨学金支給のほかにいくつかのイベントが設定されています。
公式なら①壮行会、②事前研修、③事後研修の3つです。非公式で「みんな集まろうよ!」みたいなのは自主的にやればキリないので、今回は触れないでおきます。


②、③は留学(実践活動)期間によって日程が異なるので、8期生が一堂に会するのは壮行会のみです。まぁ壮行会は参加必須ではないので、厳密にいえば全員集まっている機会はないってことですね。

 

そして、昨日はその壮行会であったわけです。

 

格通知とともに添付されていた案内には以下のタイムテーブルが記されていました。

 

12:00-13:15 式典 13:30-14:30 交流会 15:00-17:00 研修

そして、この後文科省から秋葉原に場所を変えてアフターパーティーが自由参加で開催されました。もちろん行きました。時系列に沿って振り返ってみましよう。

 

1. 式典

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文部科学大臣、宮川文部科学省大臣政務官、某支援企業人事部長さん…(社名忘れた)をはじめ、多くの文部科学省職員さん、事務局の方勢ぞろいで行われました。

私、政治大好きですからね。「大臣…!!!!!握手して…!!」って心の中でずっと叫んでいました。

 

支援企業の方のお話はやっぱりとっても面白くて、”自分の話したい話をしている感”がとてもありました。そして、今の仕事本当に好きなんだろうなぁとも思いました。やっぱり自分のやりたいことやって生きている人って素敵ですねぇ…。

 

大臣、支援企業の方のご挨拶を頂戴した後に、先輩トビタテ生2名、8期生代表者3名のスピーチもありました。特に先輩トビタテ生が涙ながらにトビタテのコミュニティに入れて本当に嬉しい」、「このつながりを大切に」と仰っていたお姿は印象的でしたね。多分、その言葉を身に染みて理解するのは数年後だとは思いますが、とにかくかっこよかった。その方は、留学先でappleのエンジニアに「今、自分が世界のどこにいるのかを常に考えるように」って言われたんですって。私、そんなこと考えたこともないし、想像力でカバーできるような質問でもないわ、ってしばらく考え込んでしまいました。

 

さらに、トビタテのプロジェクトリーダー船橋さんからは面白いことが聞けました。船橋さんが下村元文部科学大臣(トビタテが始まった時の大臣)と会食した際に、「本当は日本の大学をすべて9月入学にしたい。そしてGap yearを設けて、日本の若者がもっと海外に触れる機会を作りたい。」って仰っていたそう。教育熱心な政治家さんというイメージはありましたが、驚きました。そんな考え持っているんだ、って。
確かにGap yearが当たり前になったら確実に日本変わるよなぁ…と感じつつ、なんとか今できることをということでトビタテが創設されたんだと思うと、「日本代表プログラム」という言葉になんか失笑したくなるような気持ちがありましたが、大真面目に奨学金に見合う対価を上げなくてはならないとちょっと考えが変わりました。

 

いらないよーって開始時は思っていましたが、出席できてよかったです。

 

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=939200556240644&id=229483160545724&__tn__=*s*s-R

ここに壮行会の写真があがってます。

 

2. 交流会

立ったまま色々な人と自己&留学計画紹介をしました。


最初はコースごとにグループを組んで、漫画、映画、食、多文化共生など様々な留学計画を耳にし、その後は自由に話しまくりました。二次選考で同じグループだった方や、二次選考で友達になった子と同じ大学学部に通っている子とか、はたまた友人の知り合いとか、「えー!」とか「ひゃー!」とか言ってたらあっという間にタイムアウトでした。この場には、支援企業の方もいらっしゃって、世界の第一線で活躍する大人の話も聞けました。すごかった。( ;∀;)

 

とにかくみんなよくしゃべるから(お前が言うな)二酸化炭素めっちゃ多くて、めちゃくちゃ暑い!!!ある意味快適な熱気ではありましたけど、暑かったわ。

 

3. 研修

これが最も楽しかった!!!本当に楽しかった!!


渡航先別にグループが割り振られていて、決められた席に座ります。(1グループ5~6人)パーテーションもなく、講堂に椅子がボックス型に配置されているだけだったので、みんなお互いの声が聞こえるように大きな声でしゃべるの。すごいエネルギーでした。ついでに会の司会進行は先輩トビタテ生。

 

20分かけて自己紹介し、その後45分間お互いの計画をシェアしました。ゆっくり、じっくり話が聞けるから、もっともっと仲良くなりたい、話聞きたい、ご飯行きたい~って思ってたら終わりました。まちづくり、AIと医療、日本酒、多文化共生…って一言でまとめたけど、長々と語りたいぐらい魅力的でした。みんな大好き…!って気持ちになります。

 

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形式としては、写真のように自分の計画をまとめて、聞いている人は感想や良いと感じたところを付箋に書いて渡しました。(付箋はモザイク処理しています)私は二次選考で使ったスライドのドラフトを持っていたので、それを使っちゃいましたが。

ついでに事前研修は3月が3人、6月が2人でした。3月組には自分から声かけていかないともう会えないってことです。(;_;)

 

公式な場はここまででした。アフターパーティー行く人はアキバへ移動~

 

P.S.時間があったので、お散歩しよ!って友人と秋葉原まで歩きました。笑

その子とは中高同級生なのですが、在学中は全然話したことなくて、今回の合格をきっかけに仲良くなりました。これが実は一番嬉しいこと…!

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4. アフターパーティー


有志で何人かが幹事をやってくれたおかげでできました。色々な人と計画&雑談をした感じですね。「仲間入れて~」みたいな感じでどんどん輪に入る&入れるの繰り返し。

 

梅酒とポテトがめっちゃまずかった以外は楽しかったです(*'▽')


あ、未成年はお酒飲めないので、そこは厳格に区別されました。それでも同じ参加費はちょっとかわいそうね…。まぁ成人してても私飲まない!とか始めるとキリないから仕方ない気もしますけどね。

 

 

 

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そして、そんな一日で感じたこと。

 

トビタテってすごいけど、大半のトビタテ生は別にすごくない。

 

自分が出願、選考している時って「トビタテ生=天才」みたいな感覚あったんです。実際にトビタテのことを調べていて前面に出てくる人ってそういう人が多くて、「受かるわけねぇや。こんなの。」って思いながらやってました。

 

昨日の壮行会でも友人が「本当に頭がいい人がいた」と話してくれました。あなたの極めて良質な脳細胞を!もうお国のために、というか世界、人類のために!!貢献してください!お願いします…!!ってひれ伏したくなるような天才です。超人的な人。トビタテ生にそういう人がいることも事実。でも、それは一部。みんなじゃない。

 

確かに、トビタテ生は「自分は〇〇です!!」と一言で言い表せるほど目的を持って生きている人が多い。そして、そのために休学をしたり、就活を延期させたり、普通だったら「ちょっとこれはリスキーだな…」と思うことも、「自分には必要なことである。」と勇気を持って決断できる力がある。

これだけですごいことだと思うんです。そうなんだけど、でもこれって「ちょっとアクティブな学生」ってことだけじゃない?とも思うのです。決して私が以前持っていた天才型とは違うなぁ、と。

 

船橋さんの言葉を借りれば、「トビタテ生は良くも悪くも物事を大きく言う」
本当にその通り。何回も大きなこと言いすぎて、自分があたかもそうであるかのような感覚に陥りそうになっています。でーも!冷静に考えれば、実際は大したことじゃない。

 

だからこそ船橋さんが交流会の挨拶で仰っていた通り、collective initiative(集合知)が大変重要だなと思いました。collective initiativeは、みんなが自分ののばしたい分野を留学先で思いっきり高めてきて、互いに異なるその専門性をトビタテという場を使って集合させよう、そして社会に対して価値があることを行っていこうというお話の中で登場したキーワードでした。
自分のありったけの思いをストレートにぶつけあう”トビタテ”という場があるからこそ、ちょっとアクティブな学生が刺激しあい、それを続けることできる。そして、それが学生にとっても、トビタテを設置した国にとっても重要なのではないのかなぁ…(´-`).。oO

 

あくまでトビタテの魅力は「場」であって、そこに集う多くの人はまだまだ卵。「トビタテ生」だからといって鼻にかけては絶対にいけないし、トビタテというその場に入れたことに感謝して、その上で、この組織を使い倒すぐらいの感覚じゃないと、むしろ視野狭まると感じています。

ってか、なんならもうちょい枠絞って、金額も抑えて、2025年ぐらいまでやるほうが効果的なのではないかと二次選考のプレゼン見ているときから感じています。笑 「おへ?」みたいな人も受かっている気がしてならない…。文科省はじめ事務局の方々が民間に1500回以上(確か)頭下げて資金集めしてくださったそうで、それならなおさら…って思います。

 

色々書きましたが、言いたいことは「出願の段階でビビる必要は全くもってない」ということ。そして、「トビタテ生だからと言って過剰に尊敬の眼差しを向ける必要はない」ということ。あくまでその個人を見て、向き合うことが大切なのでは。

 

トビタテに関しては褒め称える記事ばかりヒットするので、少し冷静になってもいいかなと思って思い切って書いてみました。あくまでこれは私見ですので、悪しからず…。

 

ついでに…ちょっとトビタテで世界が広がった話を。

研修時のグループに、【日本酒の可能性】をテーマにインターンをするお兄さんがいたのです。二次選考後の交流会でも顔は合わせていたのですが、改めて計画を聞いて、「多くの可能性を秘めた計画だなぁ~(´▽`*)♡」と感じていました。

 

そして今日、ゼミ合宿中にお土産屋さんに行ったのです。

お店に並ぶ多くに日本酒を見て、思い切って彼に連絡を取り、おすすめの日本酒を教えてもらいました。今まで日本酒ってほぼ口にしたことがなかったのですが、試飲して、ちょっと新しい世界に足を踏み出しました。笑 「まずい、うげ~」としか思っていなかったのに、「面白い」と思ってしまい、予定が合うときに飲みに行く約束をしました。こうやって少しずつ自分だけでは知りもしなかったであろうことの魅力や可能性に気づかせてもらえる場なんだと体感しましたね。今から楽しみ。

 

ながーくなりました。ばいばい。