(ほぼ)海外初心者によるアメリカ トビタチ日記

準備から帰国後までの全てを詰め込む トビタテ生による米国留学奮闘記

冬休み旅行② ~Florida (Panama/Miami)~

 

 

どーもこんにちは(・∀・) ゆきです。

 

まとめることないと思うから書かないと思う!って言いつつ、結局アウトプットしたいなと思うことを見つけてしまいました(苦笑) 旅行自体はぶっちゃけぐだぐだすぎて何をしたと言われたら、「ひたすらハンバーガーとポテト食べて、海と戯れた」で終わるのですが、将来見返して笑えるように書き出そうと思います。95%自分用に書きます。

 

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まず!

私はこの旅行は日本人ではなく、留学先の大学で出会った友人たちと行きました。めちゃくちゃ仲の良い友人たちかと言われればそうでもなかったのですが(笑)、英語を話す環境になるべく身を置いておきたいと思って参加しました。

 

 

この旅がめちゃくちゃになった経緯から長々と語ろうと思います。

まずですね、Thanks givingの時(11月)に何人かの友人たちがブラックフライデー狙いでプチ旅行をしていました。私は予定が合わずで不参加だったのですが、参加した友人から「同じメンバーで冬にもどっか行こうって話してるよ」と聞き、「私も入れて―」と連絡しました。そしてこのメンバーの中にELS(英語だけを勉強するコース/大学のスケジュールとは異なり、独自のプログラムで動いている)の学生がいるのですが、彼らにはまとまった冬休みがなかったんです。でも数日の休みがもう明確な分、旅行日程を早く決められると思って、「ならば!」と参加することにしました。

私は①ご存知の通り他の友人たちとシカゴやボストンなど他の旅行を企画していた上に、②いちいち最寄りの空港に帰ると飛行機代非常に高くなることから、早く場所と日程を決めてフライトを取りたいと思っていました。12月は試験もありましたし。

 

しかし、ELSの子たちが「行きたい!」と言いつつ、本当に行くのかなかなか態度を決めない。場所によっては授業を1日休んだりしなくちゃいけないので、彼らが行くか行かないかで日程が変わるのに…参加メンバーは「はよ決めてくれ(´;ω;`)」状態でした。
結局、ELSの子を1人含む4人で行こうとなったのですが、直前に全く知らない現地の学生が突然参加!正直あまり社交的ではない私は「…彼女、誰?」状態で旅がスタートしました。

私は主にプランを立ててくれていた学生に「マイアミに行くのよね?」と確認を取り、車で大学から来る友人たちの道の途中にある空港のフライトを取りました。途中合流をしてマイアミを目指す予定でした。

 

 

 

しかーーーーーーーーーーーーーーし!!!!!!!!

 

 

 

その直前に参加することになった彼女が全く違う場所のAirbnbを取っていたのです!!!パナマビーチというところ!地図がこちら。

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オレンジの線が本来の予定。実際は赤。

 

要するにこの旅、ほとんどドライブで終わりました。ちーん。
私は運転ができないので、後方座席に座っているだけだったのですが、それもそれで疲れるし、運転してくれている友人たちはもっと疲れる。

てっきり私はパナマってマイアミの近くにあると思っていたので、夜中2時ぐらいに部屋についてグーグルマップ開いて、「(;゚Д゚)」という感じ。

 

 

しかも!!!!!

 

パナマ、やることない。笑

 

 


2日連続でダウンタウン通って時間を潰しました。
そして結局やることなさ過ぎてAirbnbでおさえていた部屋を1日早く去ることにして、マイアミに向かいました。私は事前に「オーランドで合流して、マイアミの近くの空港でお別れする」って何度も伝えたのですが、それを完全に忘れていて、「オーランド行こう!」とか言い出して、「ちょいちょいちょい…」と私はフライトが変えられないか、パソコンとにらめっこする事態になりました。結局見つからなかったので、10時間ぐらいかけてマイアミへ。しかし、マイアミは鉄板の観光地なので、何もかもが高い。直前参加の学生が「このお店は行きたくない」とか騒ぎだして、なかなか物事が前に進まない笑。でも食後のアイスだけは絶対でまた彼女のためにアイスを求め歩き続ける…(結局閉店してたけど)

 

 

 

伝わりますでしょうか、グダグダな感じ。拡大解釈してはいけないのですが、スパニッシュ系の人たちって自分のやりたいことや主張は語気強めなのですが、何か不都合なことがあるとひたすら「だから言ったじゃん!!!」みたいに不機嫌になりかけたり、自分のせいで迷惑かけた時もSorryの一言もない人の割合(あくまで割合!)が高めな気がします…………。もちろん、人によりますよ、分かってます。でも「どうしてここまで身勝手なの」って後半居心地が悪くなり、超ジェントルマンな男性陣2人も彼女がいなくなると「…( ;∀;)」って感じになっちゃったんですねぇ。後半彼女が何か呟いてもみんな疲れちゃって何も言わなかったり…笑

 

ってことでシカゴとは全く違う数日間を過ごしたのですが、これもこれでいい思い出になるというか、学生らしい旅行だったなと思っています。笑

 


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でも、この旅を通じてジェントルマン2人への信頼感?がぎゅんっと急上昇しました。やっぱり一緒に旅をすると話す時間が普段より圧倒的にあるから、色々話せるものですね。2人は中国(Aさんとする)サウジアラビア(ってことでこっちはBさん)から来た学生で2人とも交換留学生ではなく、正規で4年間通っている学生です。Aさんは来期で卒業、院へ。Bさんは日本にもとっても興味を持ってくれている2年生です。

 

Aさんは何個か年上ということもあって、しかも今は英語ペラペラですけど、3年前はやはり苦労したようで、いかに留学生が大変かもよく理解してくれているんですね。私にとっては兄のような存在で以前から時々相談に乗ってもらっていました。
Bさんには時々日本語を教えたり、普通に話すことはあったけど、とにかくパーティー大好き!というイメージで(毎週彼の家でやっていることを知っていたので)、好きだし、実際にシカゴ行くときも彼に最寄りの空港まで送ってもらったり、仲良くはなっていたのですが、あまり彼自身がでどんな人なのかは知らなかったんです。正直、彼はこの旅の前までは彼がどこの国から来たのかよく分かっておらず、サウジアラビアだっけ?なんか中東のどっかだよね?」みたいな認識でした。


私はパーティー好きの人間とはなんか仲良くなりきれない部分を感じていたのですが、彼とは話せば話すほど仲良くなっていると感じていました。旅行の際中、私はなんでだろう?と考えたんですね。そして思いつく最大の要因が“彼が日本に多大な興味を持ってくれているということ”だったと気付きました(そうではない人たちとも仲良くなれるようになるのが私の次の課題なのですがね)。ならば、その逆を私もするべきだ、したい、と考えるようになりました。つまり、彼が日本に興味を持ってくれているように、私もこの人のことをもっと知るために背景にある文化、歴史を勉強したい、学びたいと、ってか学ばなきゃと。そしてその姿勢は私の次の課題にも必ずプラスの方向に働くに違いない、と。なので、マイアミビーチを歩いている時にちょっと色々尋ねてみました。すると、嬉しそうに色々話してくれたんです。ちょっと冬休みの間に色々勉強して彼に質問しようと思うようになりました。

 

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私は学校でそこまで長い時間をかけて習った覚えはないのですが、ニューヨークの同時多発テロってありましたよね。ビーチで色々話した後、部屋でも彼は色々私たちに話してくれました。あのテロの犯人はサウジアラビア人だったこともあって、彼はアメリカでの生活で時々壁にぶち当たるそうです。特にニューヨークにいた頃は「どこ出身?」と聞かれても、「India!」と答えたり、事件が起きた時期は先生から「君に何かが起こるかもしれなから気を付けて」と言われたり。そして今の大学で出会った“友人”に「あなたのこと大好き。でも一生信用することはない」と言われたそう。彼の周りにいるサウジアラビアの友人たちは「何故アメリカ人と仲良くなれているの?」と聞いてくるらしい。悲しくないですか。所詮一対一の人間のはずなのに背景にある様々な事柄が影響して真の関係を築くのを阻害しているって。彼は今でも家に白人を招くのが怖かったり、色々と思うことがあるみたいですが、これはほとんど彼のせいではなくて、そのように彼に感じさせざるを得ない社会のせいでもあるんだなって。彼に”ひどいこと”を言った友人もそう。彼女は他人のこと考えない自己中さんで私も苦手ですが、決して彼女のパワフルな性格のせいだけではない。だからこそその人が持っている背景、つまり歴史、文化をなるべく当の本人から学びたい、と強く思うのです。最初に相手を〇〇人ってタグ付けするのは当然だと思いますが、そこで終わらず、その人がどんな人なのか、そしてその奥に何があるのか学びたいです。

 

 

そして、彼の話を聞いていて思ったこと。
私は人種差別主義者なんじゃないかということ。どうしても今でも黒人の男の人を見ると「怖い」と思ってしまうんです。別にそう思いたいわけじゃないし、みんな一緒であることは頭では分かっています。女の人は大丈夫。普通に何人も友人がいます。表情が見えにくいからなのか、日本ではあまり見かけなくて慣れていないからなのか。はたまた男性だからなのか。でもその彼が言ってたんですね。「黒人は自分たちのこと理解してくれる」って。自分たちが差別されてきた歴史があるから、分かってくれるって。もちろん拡大解釈してはいけません。全員がそうではない。白人の人の中にだって理解してくれる人はいるはず。でもこの話は私に新しい観点をもたらしてくれたような気がしています。春学期も引き続き人種に関しての授業は取るので、自分の気持ちに素直になって、まわりに伝えながら自分の意識を変えていきたいです。正直ここに書くの怖いんですけど、でも書きます。なよなよしたくない。(この話早速続きがあります!ボストンの振り返りで書きます!)

 


最後にもう一つ。

今までのブログにもこちらでの他の日本人留学生との距離の取り方について苦労していたことを吐露しましたが、結果的に私は自分が正しいと思える選択ができたなと思うことができました。2か月目の振り返りにも書いたように、秋学期は全体を通じて他の日本人学生との距離の取り方に悩んだ学期でした。嫌な思いもしましたが、やはり結果を出している留学生やネイティブは(英語学習という観点では)日本人同士でつるみあう学生をよく捉えていなかったのです。私が思っていた以上に。「××の言っていることは時々よく分からない」とか日本人学生間での英語力の差とか。正直、自分がいないところでこのように言われるのはつらいので、頑張ってきてよかったなと思ってしまいました。春学期はもう自信もって、初心者モード卒業して最後の学期を楽しみたいと思います。

 

 


総じて言えることは、ここに書いたこと、全てそのまま友人たちに伝えられたということ。言いにくいことも含めて素直に打ち明けられる友人たちと留学先で出会えたこと、そしてこの旅行を通じてさらにそういう友人が増えたことを本当に心から嬉しく思います。幸せ。

 

p.s.旅行の関係でブログにアクセスする回数が私自身増えているのですが、記事別のアクセス割合見ると、私のお化け屋敷怖いよ事件が断トツ1位になっています。タイトルのつけ方が悪かったんでしょうね、おそらく。期待している内容とは絶対に違う気がする汗 その後トビタテの事前研修が続いているのですが、第10期の研修が近いのかな?自分の知らないところで何が起きているのかが分からないので、やっぱり少しビビってます(‘_’)

 

次の更新(ボストン)は来年になってからな気がします。年内に出来るかもしれないけど…色々また考えましたよ(*‘ω‘ *) 

 

年賀状読めないのが辛いですが、みなさん良いお年を。

 

では!ばいばーい!